(写真)金代表(右)と握手する志位議長=4日、ソウル市内の国会議事堂(遠藤誠二撮影)
【ソウル=遠藤誠二】日本共産党の志位和夫議長は4日、韓国ソウル市内の国会を訪れ、進歩党の金鍾勲(キム・ジョンフン)代表と会談し、平和と進歩をめざして両党が力を合わせることを確認しました。進歩党は国会で4議席をもつ同国第4の政党です。
志位氏は、北東アジアでの平和と協力の枠組みづくりや、日韓両国の友好関係の発展のために協力していきたいと伝えました。
金氏は、日本共産党が100年以上の歴史をもつ政党で、国民生活の向上や人権を守る活動を続けていることへの尊敬と連帯を表明し、とくに平和憲法の9条を守り、戦争に反対し平和を守る地道な努力をしていることに深い印象をもっていると発言。世界的に軍事的な緊張が高まり、トランプ政権による軍事主義的な政策で韓国と日本を含む東アジアの平和が危険にさらされているとして、「平和を守る政治の役割がいつにも増して高まっている」と指摘しました。
その上で、「両国民が一緒に声を出すことが平和をつくる最も大きな力です」とのべ、両党間でともに取り組んでいくことを提起。「草の根の活動を通じ市民の暮らしのなかで政治の答えを出していく」姿勢は両党に共通点があるとして、国民生活、人権、民主主義、平和構築、正しい歴史認識にもとづいた協力関係をつくりたいと語りました。
志位氏は「両党の連携は大賛成です。東アジアの平和をつくる主人公は市民だというのはその通りで、市民社会と政党の力が一体になって平和をつくるのが願いです」と強調。来年の党大会で、日本の軍国主義の全面的復活に断固反対し、憲法9条を断固守る立場を、綱領一部改定案に明記する予定だと伝えました。
トランプ政権については、国連憲章と国際法に反することは許さないという一点で、すべての国の政府と市民社会が協力することが大事だと指摘しました。
歴史認識に関しては、朝鮮半島が日本の植民地下におかれていた時、日本共産党は非合法のもとで韓国の独立運動に連帯してたたかい、戦後も軍事独裁政権に反対し民主化運動に連帯してきた歴史があると説明し、歴史認識の問題で逆行は許さないのが私たちの確固たる立場だとのべました。
金氏は、正しい歴史認識を持ち、誤った歴史認識をただす努力を継続的に行ってきたことに敬意を表したいと応じました。
志位氏は、朝鮮半島問題の平和的解決の道、日本軍「慰安婦」問題、「徴用工」問題などについても日本共産党の立場を説明しました。

