想像してみよう、資本主義ではない未来の一日を。仕事のためではなく医療費や家賃、食費におびえることもなく、家族や友人と過ごし、自分の時間を生きる日常を…▼ジョン・レノンの「イマジン」をほうふつさせる呼びかけ。DSA(アメリカ民主的社会主義者)が掲げる綱領の冒頭部分です。めざす社会の柱に自由に使える時間をすえています▼政策には大企業や基幹産業の公有化、公営住宅の拡充、戦争の終結だけでなく国外の軍事基地の閉鎖が並び、若者を中心に支持が広がっています。NHKも取り上げ、この10年で会員数は15倍にふくらみ、今年7月には12万人を突破したとしています▼そのDSAの候補者が中間選挙で続々と当選を果たしました。連邦下院では2議席から8議席に躍進。州議会や地方選でも多くの議席を獲得し、首都ワシントンをはじめ新たに3市でDSAの市長が生まれました▼トランプ政権を大敗させた結果をうけDSAは歴史をつくったとする声明を発表。労働者の問題のために闘うことに「わくわくしている」とつづっています▼米国の政治外交が専門の三牧聖子さんは「格差が拡大する米国では生活を保障してくれる政権でないと生きていけないと多くの国民が考えている」と。それは政治に人々が痛めつけられている日本でも。戦争や貧困のない誰もが自由で平等で大切にされる世界を築く。DSAのめざす未来は私たちの求める社会でもあります。
2026年11月6日

