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2026年11月5日

きょうの潮流

 先月84歳で亡くなった嘉陽宗儀(かよう・そうぎ)さんが沖縄県の功労者として表彰されました。7期28年にわたり県議を務め日本共産党員として誰もが幸せに生きられる社会に尽力しました▼戦争につながる米軍基地には先頭に立って反対した嘉陽さん。それもそのはず。この12年間で毎日、全国で2人、沖縄では1人の米軍関係者が事件を起こしていることになると、本紙日曜版が報じています▼凶行が起きるたびに綱紀粛正や再発防止を口にする米軍や日本政府。しかし高市政権下で日米共同の軍事訓練は強化され、基地負担の軽減をいいながら在日米兵の数も増えています。いつまで国民の犠牲の上に日米同盟を置くのか▼米中間選挙ではトランプ大統領率いる共和党が上下両院で過半数を奪われる「歴史的な敗北」を喫しました。国内外で傍若無人、無法なふるまいを続ける大統領と、それに付き従う党に下された厳しい審判。各国の米政権との関係も見直しが加速しそうです▼ところが、日本政府は「日米同盟のさらなる高みをめざしていく」と相変わらずのコメント。米国の政治がどう変わろうが、それを顧みようともせず日米同盟にしがみつく。およそ主権国家とはいえない情けなさです▼嘉陽さんの原点は、ひとのために役立つ政治を、でした。日本政府に例えるなら、国民のために役立つ政治を。日常の平和や幸せを奪うものから国民を守る。それこそ政府が示すべき、強固で揺るぎない姿では。