日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年11月4日

11・3憲法大行動

田村委員長のあいさつ(要旨)

 日本共産党の田村智子委員長が、3日に国会前で取り組まれた憲法大行動で行ったあいさつ(要旨)は次の通りです。


写真

(写真)あいさつする田村智子委員長=3日、国会正門前

 みなさんこんにちは。日本共産党の田村智子です。80年前の日本国憲法公布に至る経緯を考えました。女性も参政権を得て、初めて20歳以上の全国民が投票権を得て、国民の代表たる議員を選んだ衆議院で、日本国憲法の審議が行われました。

 本会議だけで7回、委員会審議21回、修正のための小委員会13回が行われました。国会で時間をかけた審議をして、国民の声を憲法の中に織り込んだことがわかります。「押し付け」ではないのです。

 戦後の焼け野原の中で、こうして審議されたのが今の日本国憲法だということを確信にして次の世代に伝えていきたい。

 審議の中で焦点の一つになったのが憲法9条です。交戦権の放棄、そして、陸海空軍を放棄する。二つの世界大戦で多くの命が奪われ、街が廃虚と化し、「もう戦争は嫌だ」「戦争のない世界を」と望む世界の人たちの願いが、日本国憲法の前文や9条の中に生きています。

 また、日本は侵略戦争を行い、アジア・太平洋の国々で、たくさんの人たちの命を奪い、女性を性奴隷にしてしまった。無謀な戦争に突き進んだために、最後には広島、長崎への原爆投下=文明をも滅ぼすほどの大量破壊兵器使用がなされてしまった。

 日本に刻まれた加害と被害という二つの大きな歴史を踏まえ、私たちの国は、戦争をしないだけでなく軍隊を放棄し、世界の国々から戦争をなくしていく役割を果たそう、この決意をしたのではなかったでしょうか。

 憲法制定の議会での政府答弁でも、“原爆投下によって文明がなくなってしまう、このことを私たちは目の当たりにした。原爆がある以上、戦争そのものをなくさなければならない”という決意が述べられています。この決意は、21世紀の今、世界の中で光り輝くものです。

 ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナに対する蛮行、そして米国が繰り返す戦争と軍事攻撃。国連憲章も国際法も踏みにじられている今、戦争を許さない法規範を求める声は、世界の圧倒的多数の国々に広がっています。また核兵器を使ってはならない、核兵器をなくせという声も、核兵器禁止条約を101カ国が批准・署名をしていることに表れているではありませんか。

 高市首相は、加害の歴史も、原爆投下によって文明が滅ぶほど被害を受けた歴史も見ようとしていません。あまりにも軽視しています。そういう人が憲法を変えると言っているのは恐ろしいことです。

 しかし、多くの国民はそれを許していない。この80年間、憲法9条があるから、自衛隊は誰ひとり外国の人を殺すことなく、ひとりの戦死者も出していません。そういう外国でたたかわない自衛隊をと願う国民が私は圧倒的多数だと思います。

 だから今、選挙制度まで変えて、独裁的な政治で改憲へと突き進もうということが狙われているのです。この臨時国会での比例定数削減で、ますます自民党、日本維新の会の与党の議席占有率を高めようと、国民の中では多数でも国会では少数になってしまっている多様な声を国会から締め出そうとしている。こんなことを許すわけにはいきません。憲法を守りたいという思いを比例定数削減絶対反対に結びつけていただきたいと思います。

 際限のない軍拡に突き進み、増税や、社会保障・教育の予算削減を行う、こんな亡国の道を進むわけにはいかない、武器の輸出によって、どこかで紛争・戦争があるからもうかる国、こんな情けない国にさせるわけにはいかないという声も大きく広げていこうではありませんか。日本共産党は国民と野党のみなさんと連帯して頑張っていく決意です。ともに頑張りましょう。