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2026年11月1日

きょうの潮流

 初冠雪のたよりや朝晩の冷え込みと冬の訪れが近づいています。季節は変化しますが、変わらないのが値上げのラッシュ。11月は1400品目以上の価格が上がる予定で前年同月比の10倍近い水準だといいます▼野菜の高値も続き、安い食材を探し、節約に努めても限界に。そんななか、高市首相が国民に理解を求めました。「貴重な税金を1日あたり100億円を超えるペースで使用している」▼なにかと思えばガソリンの補助金を縮小すると。政府・与党から財政を圧迫すると見直しの声が出ていました。すでに電気・ガス代の補助も打ち切られ、値上がりしているのに▼いずれも、これから需要が高まる季節。電気・ガスの補助はいっとき再開するとしていますが、生活の根本が脅かされる不安は募るばかりです。値上げの要因となっている原材料費の高騰、エネルギー価格や人件費の上昇も改善の見通しは立たず▼ここにきて日銀は「経済の好循環」を掲げた物価上昇率2%にようやく達したと表明しました。しかし実際は円安や原油高で押し上げられた形で肝心の賃上げも物価の上昇に見合わない悪循環です▼2年間限定で食料品だけ消費税を下げても、他の生活必需品が上がれば家計の負担は重いままです。国民に泣きつくだけでは財源も不安定。今国会の所信表明で「経世済民」を貫くとした高市首相。世を経(おさ)め、民を済(すく)うどころか、いまの世を覆うのは希望のもてない苦しみです。