(写真)質問する辰巳孝太郎議員=30日、衆院厚労委
日本共産党の辰巳孝太郎議員は30日、衆院厚生労働委員会で、特定B型肝炎特別措置法改正案による新薬「ヒブサーゴ」への医療費助成化について質問し、「ウイルス性肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業」の利用促進と高額療養費の要件緩和を求めました。
改正案は、集団予防接種で注射器を交換せず連続使用したためにB型肝炎ウイルスに感染した人への給付金の請求期限を5年間延長するもので、同日、同委で全会一致で可決しました。
辰巳氏は、新薬「ヒブサーゴ皮下注」(一般名=ベピロビルセンナトリウム)が薬事承認され、「機能的治癒」(薬なしでもウイルスからの実質的な離脱を維持できる状態)を目指せるのは大きな前進だと評価。高額な新薬を患者の経済的負担を抑えて使える「肝炎治療特別促進事業」による医療費助成(自己負担1万円)の対象にした経緯をただしました。
厚労省の森光敬子健康・生活衛生局長は患者団体や有識者が助成対象化を求めていたとして、「都道府県で早期の助成開始ができるよう、迅速に手続きを進めている」と答弁しました。
辰巳氏は、兵庫県内の肝疾患診療連携拠点病院と専門医療機関などに対する「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業」に関する調査では、高額療養費の要件を超えた月数の条件を2カ月以上から1月カ以上にすれば「助成対象者が2・06倍に増加する」と要件緩和を求めていると指摘。上野賢一郎厚労相は「さらなる要件緩和を含め、今後の事業のあり方について、予算も関わるので政府として検討したい」と応じました。
辰巳氏は、ウイルス性肝がん・重度肝硬変患者へのさらなる救済と、完治への希望が持てる研究開発の促進を求めました。

