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2026年10月28日

朝鮮人の靖国無断合祀 取り消し要求

東京地裁 在日遺族が初の提訴

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(写真)ハラボジ(祖父)たちの遺骨返還と、無断合祀取り消しを求める裁判を起こした在日3世の記者会見で話す弁護団=27日、東京都内

 アジア・太平洋戦争で戦死した在日朝鮮人遺族が靖国神社合祀取り消しと遺骨返還を求めて、国と靖国神社を相手に、東京地裁に提訴しました。意に反して戦争に動員された朝鮮人の靖国無断合祀(ごうし)取り消し裁判は20年以上取り組まれていますが、在日朝鮮人遺族の提訴は初めてです。原告らは27日、東京都内で記者会見を開きました。

 原告となったのは、在日3世で近畿在住の30代の女性です。25日に提訴しました。女性の大伯父2人は、強制連行で戦争に動員され、戦地で命を奪われました。裁判では遺骨の所在場所を調査し、遺骨を引き渡してほしいと国に請求しています。

 女性は「大日本帝国は侵略戦争のために日本人だからと家族を奪い、殺し、敗戦になると朝鮮人だからとすべての戦後補償から排除しました」と語りました。他方、国は「1959年、遺族の同意なく加害者と一緒に(靖国神社に)一つの神として合祀した」と苦痛の表情で訴えました。

 「在日は、日本政府からも韓国政府からも守られることはなく、後ろ盾もない」と訴えます。同じ遺族の韓国人からは「あなたたち日本人は志願(兵)だったね」と言われました。さらに日本にいることで、提訴前からすさまじい差別、脅迫がきていると弁護団が明かしました。

 「それでも誰かが最初の一歩を踏み出さないと“なかったこと”にされてしまう」と提訴に踏み切った思いを語りました。

 記者会見後の報告集会で、日本共産党から小池晃書記局長、山添拓参院議員が出席し、連帯のあいさつをしました。