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2026年10月26日

日米演習長崎・佐賀の陸自大野原演習場

長射程ミサイル初展開
「日米連携」で標的設定

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(写真)発射態勢をとる、25式地対艦誘導弾の発射装置と、警戒態勢をとる、健軍駐屯地所属の隊員ら=25日、陸上自衛隊大野原演習場

 全国で実施されている日米共同統合演習「キーン・ソード27」(KS27)の一部として、違憲の敵基地攻撃能力を有する長射程ミサイル「25式地対艦誘導弾」の発射装置1台の展開訓練が25日、陸上自衛隊大野原演習場(長崎県東彼杵町、佐賀県嬉野市)で報道陣に公開されました。25式は今年3月に陸自健軍駐屯地(熊本市)に配備されましたが、同駐屯地外での訓練は初。各地で市民らの強い反対の声が上がるなか強行されました。

 25式は、発射装置が全長約11メートル、幅約2.5メートル。射程1000キロで、九州からは中国大陸の一部が射程に入ります。自衛隊の担当者は25式配備について、「南西地域におけるさまざまな地理的運用上の特性を踏まえ、各種事態において迅速かつ柔軟に部隊を運用し、必要な場所に必要な能力を展開することは不可欠だ」と強調。敵基地攻撃能力の構築は「抑止力・対処力を強化する上で重要な取り組みだ」と正当化しました。

 25式は、今回の訓練で健軍駐屯地所属の、第5地対艦ミサイル連隊が運用。同駐屯地から人口密集地を含む公道を通って搬入されました。実弾は使用しませんでしたが、発射態勢をとるなど発射手順を訓練しました。

 25式は今回の報道公開とは別に、KS27の中で、日米「共同統合対艦戦闘訓練」にも参加しています。

 自衛隊の担当者は、今回の展開訓練に米軍は参加しておらず米軍との通信もしていないが、KS27の訓練全般は、米軍と連絡を取り合って実施していると説明。別の担当者は「(25式は)対艦誘導弾なので、脅威に対し、どれが標的になるかを選定する必要がある。日米が情報を持ち寄って標的はどれかという連携をとる。それらは日米共同で(今回とは)別の場所で指揮統制の訓練を行う」と述べ、敵基地攻撃体制を日米一体で構築していることを隠しませんでした。