(写真)特別支援学校の実態について話し合う保護者や教員ら=24日、東京都千代田区
「障害児学校のよりよい設置基準を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」は24日、東京都内で全国交流集会を開きました。特別支援学校の教室不足・過密化などの実態について保護者や教員らが交流し、設置基準の改善を求める運動をさらに強める決意を新たにしました。
小中学部だけで400人超が在籍し、今夏から2棟目の増設が始まった埼玉の特別支援学校の保護者は、正門が壊され簡易的な柵になり、「子どもが飛び出していかないか」と危惧。工事の影響で運動場の利用時間が短くなり、「今も制限があるなかで、さらに深刻にならないか心配」だと語りました。
大阪では、24年に250人規模で新設された特別支援学校の在籍者数がすでに300人を超えているといいます。別の大規模校では、教室不足でプールの更衣室をそのまま教室にしていたり、児童生徒数の超過で休み時間だけではトイレが終わらなかったりする実態を訴えました。
東京の特別支援学校では、改築にあたり低い予算のために入札がなかなか成立せず建設が遅れ、5年以上プレハブの仮校舎での授業を余儀なくされることが紹介されました。仮校舎には校庭や体育館、プールはなく、同校教員は「設置基準の問題以前に、教育活動として不十分」だと強調しました。
同日開かれた総会で選出された榮幸世(さかえ・さちよ)新会長は「子どもは成長し続けている。周りのおとなが立ち止まってしまうと学びの保障ができなくなる」といい、子どもたちのために運動を前進させる決意を語りました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加し、あいさつしました。

