長野県上伊那郡飯島町(人口8700人)の町議会が9月定例会で採択した「女性天皇を認める皇室典範の改正を求める意見書」が、全国から反響を呼んでいます。
意見書は、定例会最終日の9月17日に賛成多数で採択され、国会と政府に提出されました。地元紙の信濃毎日新聞がこれを報じると、県内をはじめ他県からも激励や問い合わせが議会事務局に寄せられていると言います。SNSでも大きく広がり、女性週刊誌の取材もありました。その後も問い合わせは途切れません。
意見書を提出した日本共産党の浜田稔議員は、「反響の多さに驚いています。皇室典範は国会でしか改正できません。しかし、自分の声を国会に届けたいと思っている国民が多いのでしょう。議会には、一人でも出せる請願・陳情の制度があり、採択されれば地方議会の意見として国会や政府にもの申すことができます。住民の声を請願・陳情として、地元議会に出してほしい」と話します。
意見書では、男女平等を基本とする日本国憲法に照らし、「女性であることを理由に国民統合の象徴である天皇の資格を認めないのは不合理」と指摘。世論調査でも国民の多数が女性天皇を認めていることから、「天皇の地位が『国民の総意に基づく』以上、この声を正面から受け止めるべき」とし、「女性天皇を認める皇室典範の改正を行うことを国会及び政府に強く要請する」と結んでいます。

