(写真)集会で発言する原告団の今野秀則団長=20日、国会内
東京電力福島第1原発事故で帰宅困難地域となった福島県浪江町津島地区の住民らが起こした訴訟の原告団は20日、国会内で、「汚したものはきれいにして返せ 津島原発訴訟10・20東京集会」を開き、仙台高裁の控訴審判決について報告しました。
集会には各地の原発訴訟や公害訴訟の原告団、弁護団、支援団体の150人以上が参加し、激励・連帯のあいさつや支援の意思表明を行いました。
訴訟は津島地区の住民が、国と東電に原状回復と損害賠償を求めたもの。仙台高裁は16日、国の責任を否定し、原状回復請求も退け、損害賠償請求についても第一審の原告らの請求の4分の1を棄却しました。これをうけ、原告団は最高裁に上告する方針を表明しています。
集会で今野秀則団長は、事故から15年へたいまでも、同地区の面積の98%が放射性物質で高度に汚染された帰還困難区域で、「除染して元に戻して返してほしいという請求も退けるような判決は、提訴から11年間闘ってきた結果として到底受け入れられない」と上告への決意を示しました。
弁護団は、今回の不当判決を放置すれば、他の原発訴訟や公害訴訟にも波及しかねないとして、最高裁での闘いを応援してほしいと強調しました。
日本共産党の岩渕友、山添拓両参院議員が参加し、「国会内外の闘いを広げる」と連帯のあいさつを行いました。

