2日間の討論で79人が発言し、大変積極的な討論が行われました。
(写真)結語を述べる田村智子委員長=14日、党本部
大会決議案が綱領と一体のものとしてつかまれ、深い確信と展望が培われている
大会決議案に対しても、全国から、大変積極的な感想が寄せられました。
一番の特徴は、「綱領一部改定案と大会決議案が一体のもの」としてつかまれて、情勢をどうとらえ、日本共産党がどう働きかけていくのか、選挙や党建設の方針も含め、深い確信と展望が培われていることです。
「改定綱領案と大会決議案は気候危機、AI、ジェンダー平等問題などの重要問題がそれぞれ解明されています。提案報告では『響きあっている』と強調されましたが、二つの文書は一体のものとして積極的に時間をとって読了、学習、討議を強めることが大切ではないかと思います」(和歌山県)
「第一章から第五章に及ぶ多角的な分析と提案は、党の現状認識や単なる政策要求を超えて、社会のあり方そのものを問い直す非常に深い内容を含んでいた。この決議案は、自民党政治の批判にとどまらず、『人間らしく生きられる持続可能な社会とは何か』という人類共通の課題に対する一つの道筋を提示している。これからの日本と世界の進路を考えるうえで、立場を超えて広く議論されるべき重要な提案」(奈良県)
そして、改定綱領案とその提案報告を手にしているという確信が、「綱領で党をつくる」という大会決議案の提起と響き合って、党建設への新たな意欲と展望をひきだしています。
「第五章、党建設の大局的展望は深く胸に染みた。綱領で党をつくり、組織原則に徹し、世代的継承に大胆に挑戦し、生き生きと活動する支部をつくっていけば、苦労はあるが打開と前進・発展の道は切り開くことはできるだろう」(滋賀県)
「綱領で党をつくる」--全国からの感想では、「改定綱領(案)パンフ」を早く見てみたい、早く使ってみたいという感想が多く寄せられていることも、大変うれしいことです。
大会決議案は、第1章そして第5章で「綱領で党をつくる」ことを提起しています。まず第30回党大会に向かう「大運動」で、「綱領で党をつくる」ことに挑戦し、大会議案の学習・討議と実践の循環をつくってこそ、大会議案を、全党が飛躍的に前進していく法則的な方針として練り上げることができます。全党の力で、よく討議し、実践で挑戦し、大きな生命力をもつ改定綱領と党大会決議をつくりあげようではありませんか。
大会決議案では、「改定綱領(案)パンフ」で入党を働きかけることを明記しています。まだ党大会で決定した綱領ではありませんが、これまでの綱領改定の時と同様に、中央委員会総会で採択されたならば、入党の働きかけは改定綱領案で行うこととします。そういう扱いをすれば、その同志は入党した時から綱領討議に参加することにもなります。改めてこのことを結語で明確にしておきたいと思います。
「手紙」と「返事」の活動が、党活動の改革の方針に生かされている
全国からの感想では、8中総の「手紙」と「返事」の活動が、大会決議案第4章の選挙活動の二つの大改革や、第5章の党建設の方針などに生かされていることが、積極的に受け止められています。
「(選挙活動の)二つの大改革、どちらもこれまでの活動の到達が言語化されて大歓迎です。『フェスタ・赤旗』も楽しみ! 相手が参加したくなる楽しい企画をやる私たちがわくわくしながらやりたいです!」(埼玉県)、「この方針でこそ全党の力で世代的継承に立ち向かっていけます。退職党員の転籍、日刊紙配達など、大事な提起と受け止めましたし、中央の自己改革の決意も感じました」(京都府)、「支部からの手紙、返事の力の大きさと双方向・循環型のとりくみへの本気度が伝わってきました」(徳島県)などの感想が寄せられています。
双方向・循環型の活動をさらに発展させて、常任幹部会を先頭に、中央委員会の自己改革も、大会に向かう「大運動」から、惰性を排してとりくむ決意を表明するものです。
「しんぶん赤旗」日刊紙の配達について、「返事」への応答として、改革の方向を打ち出しました。これは中央委員会の方針としては初めてのことで、全国からの感想でも歓迎されています。まず、大会決議案で打ち出した方針を実践しよう、ということをよびかけたいと思います。
「大運動」の実践をどう進めるか--二つの条件を確信にして貫く
「第30回党大会成功・統一地方選挙勝利をめざす大運動」の実践をどう進めるかについて、今日の午前中に集中的な討論を行いました。「大運動」の三大課題--①大会議案を全党の学習・討議で英知を結集して練り上げる、②党勢拡大で党員でも「しんぶん赤旗」日刊紙・日曜版の読者でも後退から前進に転じる、③統一地方選挙勝利のためにやるべきことをやりきり、300万の「要求対話」を戦略的大方針としてやり抜く、これはどれも容易ならざる課題です。
党勢拡大の目標を考えると「やり切る自信がない」という、県委員長からの率直な発言もありました。まず、率直に、本音で、都道府県委員会、地区委員会で、三大課題のそれぞれの目標を正面にすえて、「大運動」の議論をすることをよびかけます。
「自信がない」と言われた県委員長さんも、同時に、「大運動」の方針を貫いて奮闘するという決意を発言されていました。「大運動のよびかけ」で示した「二つの条件」、ここを揺るがずに貫こうということを、あらためてよびかけたいと思います。
《大会議案が持つ巨大な理論的・政治的パワーを実践の推進力に》
一つは、綱領一部改定案と提案報告、大会決議案がもつ巨大な理論的・政治的パワー、ここに確信を持つということです。
討論では、この間、入党した若い世代、労働者が、資本主義がもたらす害悪を実感していて、社会主義への模索を強め、「赤本」「青本」の学習で、心揺さぶられて、党との出会いを喜び、入党している経験がいくつも語られました。若い世代だけではない、たとえば農家の方も、気候危機から資本主義の矛盾を実感しているという発言もありました。
若い世代、労働者をはじめ、国民の意識の変化、要求をとらえて対話し、綱領一部改定案を読んでもらう、ともに学習・討議するなら、必ず新しい前進への活力が生まれる。党勢拡大の全く新しい推進力になることは間違いありません。
そのために、大会議案の学習・討議と実践をいかに一体的に進めるか。「大運動のよびかけ」では、まず3文献(改定綱領案、大会決議案第1章、「大運動のよびかけ」)を一気に学習・討議して、実践を具体化し足を踏み出す、実践しながら改定綱領案の提案報告、決議案全文の全党討議を行うことを提起しました。
岩手の菅原則勝県委員長は、「機関が、まず3文献を徹底的に議論することをやってみたい。機関役員が3文献の議論を体感して支部に入って、全支部で10月中に3文献の議論と、実践の具体化までやりきる」と述べるとともに、決議案第1章からこういう討論ができるのではないかというイメージを持っていると、発言されました。
この発言を受けて、「土曜日の県委員会総会で、これだけの分量の大会議案をどうやって議論し、実践についても議論するのかと悩んでいたが、大運動の三大課題を正面にすえて議論することが重要だと、展望がもてた」という発言もありました。「大会決議案第1章には、改定綱領案の中心的な内容が盛り込まれている。全党の奮闘でつくりあげたこともつかめる。ここから議論をすれば、改定綱領案も大会決議案も一体的に流れるような議論ができる」という発言、また「支部は『赤本』学習をしてきた。決議案を学習・討議する土壌がつくられている」などの発言もありました。
3文献は、改定綱領案については改定部分を読めば、40分で読み合わせすることができます。読んで、例えばケア労働のところをもっと学びたいとなれば、提案報告あるいは決議案の該当部分を読んで議論することもできるでしょう。「大運動のよびかけ」を読み合わせることで、党大会までの活動も正面から提起できます。まずは3文献の読み合わせ・討議、実践の具体化まで、一気に進めることに挑戦しましょう。
福井の南秀一県委員長は、「機関会議でなかなか政治討議で意見が出ない、党勢拡大になると黙ってしまう、どうしたら変えられるのかと悩んでいた。打ち破るには、政治的な感動が必要だ。改定綱領案がみんなの確信と感動を呼ぶと思う」と力強く発言されました。
まず、最初の一歩としての3文献から始める。同時に、私が強調したいのは、やはり圧倒的な政治的・理論的確信、感動は、改定綱領案・提案報告、決議案の全体をつかむことで、とてつもないパワーになるということです。決定文書の全体を読み、学習し、討議することを強く訴えたい。機関役員、地方議員、支部指導部の同志は、10月24日までに、改定綱領案と提案報告、大会決議案、「大運動のよびかけ」、討論の結語の全文献を読了することをよびかけます。機関会議で読み合わせていては間尺に合いません。各自が読了する、機関会議と別に読了の機会を持つなどして、機関会議では議案の討議と実践の課題がよく議論できるようにしましょう。機関役員、地方議員、支部指導部のみなさんが、理論的・政治的確信や感動を支部にも伝え、決議案を届けながら党員にも伝える先頭に立って奮闘されることを心からよびかけます。
《「返事」を足がかりに、全支部・全党員運動に徹する》
二つ目の条件は、全支部・全党員の運動にしていくということです。ここにこそ、目標達成のもう一つのカギがあります。そして、「手紙」と「返事」の運動で、私たちは、全支部・全党員運動へと運動を発展させる大きな足がかりをつくっています。そのことが、討論でも語られました。
香川の中谷浩一県委員長は、「返事をメモをとりながら読み返した。不思議なこと読み進めるうちに胸の奥が温かくなってくるのを感じた。それは希望だった。今まで党勢拡大で頑張ってきたつもりでもなかなか前進できずに悩んでいたが、返事には先進の支部もあれば困難な支部もあったが、いずれも党員としての誇りとなんとかしたいという思いに満ちていて…私はこういう仲間と共にいたのだと、今まで力持ちしか見ていなかったのではと反省させられた」と発言しました。そして、この自分の思いを支部長会議で話すと、今まで「返事」は出さないと言っていた支部長が「今度はちゃんと返事を出す」と変化し、県委員長が「一緒に行動しよう」と支部を訪ねると、支部長さんは他の仲間にも声をかけていて、この行動で4人の読者を増やすことができたと。胸が熱くなる発言でした。
新潟の樋渡士自夫県委員長は、大会までの県の目標に言及し、「これだけになるとどんな苦労があっても全支部・全党員の立ち上がり、ここのところで機関が揺れない、あるいは動揺しないで頑張り抜くことができるかどうか。これがカギだと思う。容易ではないが、ここの手打ちが弱くなると目標達成は見えてこない」と発言しました。
現状は、毎月入党の働きかけを行った支部は全体の1割~2割弱、「しんぶん赤旗」読者を増やした支部は2割~3割に止まっています。ここが変わるなら、運動は何倍にも発展していく「のびしろ」をもっているということでもあります。
「手紙」への「返事」は57%の支部から寄せられています。9中総で中央委員会から「返事」への応答を行ったこと、また機関会議で「返事」を読み合わせて支部への援助について議論し、ニュースで支部にその様子を知らせるなどの努力によって、全支部・全党員運動の足がかりは確かに築かれています。そのことを、私も討論から確信しました。
大会議案の持つ巨大な理論的・政治的パワー、そして「手紙」と「返事」の活動でつくってきた全支部・全党員運動への足がかり、この二つの可能性、条件をみんなの確信にして、実践で突破する。実践で目標達成への道を切り開くことを心からよびかけます。
《「改定綱領(案)パンフ」を使った党員拡大--挑戦し探求しよう》
「改定綱領(案)パンフ」を使った党員拡大を、どう進めるか。討論では、こうやって足を踏み出してみる、という発言が相次いで、イメージが湧いてきたのではないでしょうか。
「大運動のよびかけ」では、「パンフ」を10万人、20万人規模で渡そうと、よびかけました。これがどういう運動なのかということが、討論で深められました。「改定綱領案を届けたくなる、知ってほしくなる」というとりくみにしていきたいとの発言は、大変、象徴的だと思います。
特に、青年・学生、労働者に渡せば、改定綱領案で、「人間の自由」が全面的に開花する社会主義・共産主義への展望をはじめとして、日本共産党の魅力が伝わるという確信を語る発言が相次ぎました。自分の働き方、気候危機、資本主義に希望が持てない、絶望している、自民党政治の矛盾だけでなく、資本主義の矛盾の深まりのもとで、要求を強めている。あるいは、マルクスへの関心の高まり、こういう状況がどこでも起きていることが発言でも示されました。さっそく「未来社会を語る集い」を土曜日に企画したという発言もありました。
また、統一地方選挙勝利に向けても、「『改定綱領(案)パンフ』を大規模に活用することは、日本共産党を丸ごと知ってもらえる」、「読者や結びつきへの総当たりでも『パンフ』を活用する」、「日本共産党が民主的な討論を尽くす党だという姿を有権者に示すことにもなる」という発言もありました。
地方議員の同志からは、戸別訪問などの要求対話にとりくんでいる経験とともに、そのなかで「パンフ」も活用して、担い手を広げ、党勢拡大も進めていきたいという、意気高い発言がありました、
「『パンフ』を1万人に渡す」など、働きかけの規模での目標、イメージも語られました。
私も、この週末から「改定綱領(案)パンフ」を使った入党の働きかけの挑戦を開始するつもりです。いっしょに、これまでやったことのない党員拡大、読者拡大、また統一地方選挙での支持拡大、「綱領で党つくる」ことに挑戦しようではありませんか。
そして、支部も、党機関も、臨戦態勢を直ちにつくって、その経験が日々、全国を駆けめぐり、広がる状況をつくりましょう。
歴史的な第30回党大会まで3カ月、第29回党大会期の中央委員会の仕事の総仕上げとして、「党大会成功・統一地方選挙勝利をめざす大運動」の先頭に立って奮闘されることを心からよびかけ、結語といたします。

