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2026年10月15日

簗農水相が辞表提出

問われる高市首相の任命責任

 簗和生(やな・かずお)農林水産相は14日、首相官邸で記者会見し、「国会審議、農林行政にこれ以上迷惑をかけるにはいかない」と述べ、高市早苗首相に辞表を提出したことを明らかにしました。第2次高市改造内閣の発足(9月17日)から1カ月足らずの閣僚辞任で、政権に大きな打撃となりました。首相の任命責任が厳しく問われます。(関連記事)

 簗氏は5月、地元の支援者との会合で、2月の総選挙で首長が簗氏を支持しなかった自治体への道路予算を「大幅にカット」したと発言。衆院選で簗氏の陣営が支持者をシャトルバスで無料送迎した公職選挙法違反疑惑も新たに報じられ、辞任に追い込まれました。

 高市首相は内閣改造で2人の裏金議員を起用。簗氏もその1人でした。簗氏は衆院選の演説で「近い距離にある総理に何でもお願いができる」と高市氏との親密な関係をアピール。高市氏も選挙戦で「私の大事な簗ちゃん」などと持ち上げていました。

 高市氏は簗氏の「予算カット」発言がメディアで批判され、国会で追及されても「働いて仕事で返せ」(8日の衆院本会議)と更迭を拒否し、簗氏を擁護し続けました。しかし、説明責任をただす声や批判が広がる中「行政の運営をしていいのかを含めしっかり考える」(13日の衆院予算委員会)と答弁を修正。シャトルバス送迎問題も新たに発覚し、これ以上かばいきれなくなったものです。