(写真)対局を振り返る、第1局を制した栁原咲輝二段(右)と後藤一・二段。奥左から2人目は立会人の三村智保九段=13日、東京都千代田区の日本棋院
後藤一・二段(19)と栁原咲輝二段(16)との、初めての10代対決となった、囲碁の第51期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第1局が、13日に東京都千代田区の日本棋院東京本院で打たれました。終局は午後5時25分、190手までで栁原二段が白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ先勝としました。
第2局は27日(火)に大阪・日本棋院関西総本部で打たれます。
握って後藤二段の先番となりました。
序盤は比較的おとなしい立ち上がりで、黒がやや打ちやすいながらも、ほぼ互角のまま推移しましたが、白90がうっかりミス、中央白の大石が危険になり、その後白98がとられそうな石を大きくする損な手で、さらに白を苦しくしました。
その後、「黒が白の大石全体を仕留めるか」と控室の観戦者は見ていましたが、黒に見損じがあり、先手で決めておくべきところをウッカリしたため、黒石の連絡がうまくいかなくなり、形勢をそこねました。
このあたりで黒は秒読みに入り、時間に追われるなかで動揺して損な手を打ってしまいます。
立会人の三村智保九段は、「ずっと接戦で、大石が生きるか死ぬかの大捕り物がきまるかというところで、秒読みに入る中、大きなミスがでて大崩れしてしまいました。後藤さんはつらかったと思います」とまとめました。
対局後、先勝した栁原二段は、「今日の碁はできが悪かったが、最後勝てたのは運がよかった」とのべ、第2局にむけて「今日は序盤が悪かったので、しっかり考えて臨みたい」と話しました。
後藤二段は、「(2局目を勝って)一局でも多く実戦経験を積みたい」と巻き返しを誓っていました。

