(写真)会見する佐々木氏(右から2人目)ら=13日、厚生労働省
日本医労連は13日、厚生労働省で「めざすべき看護体制の提言」を発表し、全国で約380万人が必要だと提起しました。現状からすると看護職員が210万人足りないとして安心で質の高い看護と健康で働き続けられる勤務を両立するには大幅増員と夜勤改善が欠かせないと強調しました。
病棟や外来など5分野ごとに必要な職員数を試算すると▽病棟190万6100人▽外来72万2700人▽手術室13万8500人▽透析室6万2300人▽訪問看護70万2400人▽その他(助産所など)25万5800人―となりました。
病棟では2007年に国会で採択された請願に基づき「日勤は患者4人に看護師1人以上、夜勤は患者10人に看護師1人以上」を基本とします。国際労働機関(ILO)看護職員条約や夜業条約などに基づき1日8時間労働、週32時間労働。1看護単位は40床で夜勤は3交替・5人以上体制で月6日以内とし、週休2日や諸休日・休暇を完全取得できる体制としています。
他の分野では「外来患者15人に職員1人配置(現在は30人に1人)」、「訪問看護の夜間待機は月4回以内とし、待機明けの休みを保障」などとしています。
佐々木悦子委員長は07年採択の請願内容がいまだ実現せず、低賃金や少ない人員配置による過酷な働き方で人手不足が深刻だと指摘。「長時間残業の常態化や月10回以上の夜勤、公休もとれず妊娠しても夜勤免除ができない状況では働き続けられない」と述べ、手厚い人員配置を求めました。

