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2026年10月11日

「司法の根幹に迫る」

鴨志田弁護士にJCJ大賞

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(写真)鴨志田祐美弁護士(右)の大賞受賞を祝ってスピーチする袴田ひで子さん(その左)=10日、東京都内

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は10日、すぐれたジャーナリズム活動を表彰する第69回JCJ賞の贈賞式を東京都内で開きました。

 今回、JCJ大賞に選ばれたのは鴨志田祐美弁護士の『大崎事件は問いかける―これからの再審のかたち』(かもがわ出版)。鴨志田氏は、日弁連再審法改正推進室長として今夏の再審法改定で奮闘しました。

 選考理由として、鈴木耕・選考委員は「半世紀にわたって無実を訴え続けた大崎事件の原口アヤ子さん(99)の再審弁護団の一員として、事件の真相を追い続けた著者の渾身(こんしん)の手記。司法制度の根幹に迫る成果として大賞にふさわしい」とたたえました。袴田巌さんの姉、袴田ひで子さん(93)と映画監督の周防正行さんら、えん罪救済に取り組む仲間たちも駆けつけ、祝福しました。

 鴨志田氏は「私は、再審無罪も勝ち取ってないし、再審法改正も道半ばだが、その道行きの中にみなさんが巻き込まれてくれれば、それこそが私に与えられたこの賞の意味なのかな」と述べ、第5次再審請求が行われている大崎事件への支援を訴えました。

 JCJ賞に選ばれた「連載『「国防」の陰で』(沖縄タイムス社)、「悲しみのピーヤ 海底炭鉱で待つ183人」(山口朝日放送)、「連載『離島記者 報道砂漠で闘う市民メディアの挑戦』」及び「屋久島町政をめぐる一連の調査報道」(武田剛氏、屋久島ポスト)、「『自治体による高齢者の連れ去り』に関する一連の報道」(西岡千史氏、フロントラインプレス、掲載媒体・スローニュース)の4点と、特別賞の「長期連載『憲法事件を歩く』」(101回、信濃毎日新聞社)の受賞者もスピーチしました。