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2026年10月11日

米 ICC本体を制裁対象

 トランプ米政権は、8月には赤根智子ICC所長を制裁対象とするなど、裁判官や検察官個人を標的にしてきましたが、ICCの組織そのものを制裁対象とするのは初めてです。

 ルビオ米国務長官は声明で、「ICCが脅しをやめるか、われわれがICCを終わらせるかだ」と強調。ICC加盟国が対応しないなら「米国はICCを解体する取り組みを続けていく」と述べました。

 国務省によると、今回の措置は、ICCの米国内資産を凍結し、米国人・企業との取引を原則禁止とするもので、米金融システムやドル建て決済網から事実上締め出す内容です。180日の猶予期間を設けますが、目的は「ICCに関する米国の根本的な懸念」を解決するために「加盟国が意味のある進展を示すための時間」などとしています。

 トランプ米大統領は、ICCが米兵の戦争犯罪に関する捜査を容認したことや、ガザ地区を軍事侵攻するイスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を発付したことに反発。9月の国連総会でICCを「ならず者機関」と誹謗(ひぼう)し、加盟国に正式脱退を呼びかけました。