女性に対する強盗殺人容疑で4日未明に逮捕された在沖縄米海兵隊員のデビン・ジェイコブ・バラード容疑者の詳細な所属部隊が判明しました。在沖縄米海兵隊司令部が8日、本紙の取材に回答しました。
同司令部によると、バラード容疑者は普天間基地(宜野湾市)を拠点とし、MV22オスプレイなど回転翼機を運用する第36海兵航空群(MAG36)傘下の第172海兵航空師団支援中隊(MWSS172)に所属する戦闘工兵(コンバットエンジニア)です。
米海兵隊によると、同中隊は航空部隊の地上支援を任務としており、戦闘工兵は最前線で陣地の構築や補修、敵の建物爆破や地雷の敷設などを行います。海兵隊は対中国を想定し、離島に臨時の戦闘拠点を設ける「遠征前進基地作戦」(EABO)を具体化しており、MWSS172の重要性が増しています。
在沖縄米海兵隊は19日から全国で実施される日米共同統合演習「キーン・ソード」に参加。沖縄県内各地で実戦的な訓練を実施する計画です。MWSS172は前回(24年)のキーン・ソードにも参加しており、今回も参加することは確実です。強盗殺人の容疑者が訓練に加わる可能性があったことは重大です。
米軍は7日正午から、わずか48時間の「運用停止」通常通りの活動に戻りますが、これで綱紀粛正が図られたとは到底考えられません。住民の安全を守るためにキーン・ソードの中止は不可欠です。

