日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年10月8日

きょうの潮流

 好きな言葉は「率先垂範(そっせんすいはん)」だといいます。みずから先頭に立って手本を示しながら人を導く。それが、こういうことだったとは▼選挙で自分を支持しなかった首長の自治体予算を「大幅にカットした」と発言した簗和生(やな・かずお)農水相です。実際、先の総選挙で対立候補を支援した2市町で今年度の道路予算が大幅に減らされていました▼簗氏は選挙中の街頭演説でも「政権与党の議席がなくなった地域の予算はごっそり削られる」とあけすけに。裏金議員と批判されて敗れ、比例復活した腹いせに国民の税金である国の予算を道具に使う。それをおおっぴらに公言する人物を閣僚に任命し、いまだに続投させている高市首相の責任も重大です▼首相とじかにつながっていることを自慢し、改憲や戦争国家づくり、ジェンダー不平等や原発推進と政治信条を同じくする関係。高市氏も「私の大事な、やなちゃん」と持ち上げてきました▼沖縄でもそうですが、服従させる圧力や利益誘導に予算配分を悪用してきた自民党。その手法は選挙の公平性、民主主義の土台を掘り崩してきました。今回の問題をうやむやにすれば、政治や社会のゆがみはますます▼自身のホームページでルーツは藤原北家(ほっけ)につながる名族で、自分には栃木人として気概と誇り、血が流れていると簗氏。その地元からはいま怒りの声がごうごうと。範を示すなら、みずから職を辞し、汚い政治と決別する姿勢をみせることではないのか。