那覇市内のホテルで3日未明に同市在住の30代女性を殺害し、財布などを奪ったとして、沖縄県警は4日、米軍普天間基地(同県宜野湾市)所属のデビン・ジェイコブ・バラード海兵隊上等兵(20)を強盗殺人容疑で緊急逮捕しました。
逮捕容疑は、3日午前2時10分ごろから同4時20分ごろにかけてホテルで女性を殺害し、財布やリュックサックを奪った疑い。司法解剖の結果、女性の死因は窒息と判明しました。バラード容疑者は「私は知りません」と否認しているといいます。
県警捜査1課の発表などによると3日早朝、「意識のない女性がホテルの一室で発見された」との通報を受け、現場に急行した警察が女性の遺体を確認。ホテルの監視カメラには、両腕に特徴的なタトゥーが入ったスキンヘッドの男と女性が入室する様子と、その後男が女性の所持品を持って立ち去る姿が記録されていました。県警は、男の行方を捜査し、監視カメラに写っていた身体的特徴などが酷似するバラード容疑者を沖縄市の繁華街で発見。4日未明に緊急逮捕したとしています。
米軍基地が集中する沖縄では、米軍関係者が日本人女性を殺害した事件はこの10年で2件起きています。2016年に元米海兵隊員で米軍属の男が、ウオーキング中だったうるま市在住の20歳女性を性的暴行目的で連れ去り、殺害した事件が発生。19年には、米軍キャンプ・シュワブ所属の海兵隊員が、北谷町で元交際相手の女性を殺害後、自らも自殺した事件が起きています。
米軍は、相次ぐ米兵犯罪の再発防止を目的として、基地の外での米兵の行動を規制する「リバティー制度」を2012年から運用しています。しかし、当初は在日米軍全軍人の深夜外出を禁止していたのが、事件のたび緩和と強化を繰り返し、現在では午前1~5時の外出禁止は19歳以下に限るなど、規制を大幅に緩和。25年に県警が検挙した米軍関係者による刑法犯件数は過去20年で最悪の101件に上っています。

