米国中間選挙の投票日(11月3日)まであと1カ月です。下院(全435議席)と上院(100議席)の3分の1が改選となります▼下院では民主党が多数を奪還する可能性が高く、上院でも共和党が苦戦している―と米メディアは報じています。与党苦戦の要因の一つに、トランプ大統領が引き起こしたイラン戦争があります▼戦争終結への道筋はいまだ見えず、原油などの主要輸送路であるホルムズ海峡の航行は滞ったまま。燃料費は高騰が続き国民生活を直撃しています。1ガロン(約3・8リットル)あたりのガソリン価格は1月に2・8ドル(全米平均)だったのが4・5ドル(約675円)に。軽油(同6・5ドル)とともに過去最高値です▼共和党の地盤である農業地帯の中西部では、燃料費と肥料代の高騰、「トランプ関税」への報復関税が農産品にのしかかり、トリプルパンチだといいます▼有権者の激しい怒りに直面する共和党候補には、「トランプ大統領と私は異なる人間だ。事態の進展を見てきた限り、そろそろ戦争に終止符をうつべきだ」と決裂を表明する人も。トランプ氏自身、みずから招いた事態を打開できずにいます▼民主的社会主義者が存在感を示す今回の選挙。サンダース上院議員は、激戦の各地で進歩派候補の応援に入るといいます。「草の根の運動を強めよう。まだまだやるべきことがある」と力を込めます。2期目トランプ政権への初審判に、世界中が注目しています。
2026年10月3日

