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2026年10月2日

学術会議が法人に

新会長「学術の独立性守る」

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(写真)日本学術会議の第198回総会=1日、東京・港区

 日本の科学者の代表機関である日本学術会議は1日、国の機関から特殊法人に移行し、初の総会を東京都内で開きました。新会長に大阪大学名誉教授の加藤和人氏(基礎医学、健康・生活科学)を選出。会長選挙投票前の所信表明で加藤氏は「学術の独立性と自主性を守り、日本を代表するナショナルアカデミーとして、社会から信頼され必要とされる組織をつくることが必要だ」と訴えました。

 加藤氏は、学協会、市民社会、地方自治体、政府、産業界との対話や協働を重視すると表明。生命科学、AI(人工知能)、環境、人口、災害、安全保障などの課題には、科学的知見だけではなく歴史を踏まえた倫理的社会的観点からの検討が欠かせないとして、全分野の学者で構成される学術会議の強みを強調しました。

 2020年に菅義偉首相(当時)が任命を拒否した6人の会員候補者は、任命されないまま9月末の任期終了を迎えました。この問題を巡り記者団に問われた加藤氏は「大変残念だ」と表明。「6人の任期は終わったが、納得できる説明はあるべきだ」と述べました。

 会員の任期は6年で3年ごとに半数を改選。新法人は、前期(23年~)からの承継会員104人と新会員125人の229人で発足しました。会員構成は第1部(人文・社会科学)79人、第2部(生命科学)72人、第3部(理学・工学)78人です。

 学術会議は、独立性を脅かすとして法人化法案の抜本修正を求める決議をあげていましたが、昨年6月、自民、公明、日本維新の会の3党の賛成で法人化法が成立しました。