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2026年9月30日

「県民あっての沖縄県」

デニー知事 任期満了で退任

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(写真)退任会見で笑顔を見せる玉城デニー知事=29日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は29日、任期満了を迎えて知事職を退任しました。県庁での退任記者会見で県民の命と暮らしを守るために2期8年尽くしてきた思いを語り、その後、職員や多くの県民がつくる花道をゆっくりと歩いて笑顔で県庁を後にしました。

 デニー知事は会見で、首里城火災や新型コロナへの対応を振り返り、県民の命を最優先に「誰ひとり取り残さない」という言葉に応えているか、日々自問してきたと語りました。

 基地問題の解決に向け、日本政府に求め続けた対話について、民主主義の大切な過程だと強調。知事が代われば対話の協議会が再開され、予算増額が通るという政治のあり方を批判。政府が県との対話に応じなかった根本問題を問い直すよう求めました。

 また、名護市辺野古の新基地建設を巡っては、米軍が使う長い滑走路の提供という普天間基地返還の条件が未解決のまま、政府は工事を進めていると矛盾を指摘。「日本国内における民主主義の問題を浮き彫りにしている」と語りました。

 県庁1階ロビーでの退任セレモニーでは、県民の命や生活、なりわいを守り、「子どもの貧困対策」などに職員と取り組んだ日々に言及。「私一人の力だけでは絶対にできませんでした。みなさんあっての県知事であり、県民あっての沖縄県だった」と感謝の言葉を述べました。

 若い職員には「県庁はいい職場」なので働き続けてほしいと伝え、発想力を生かせば県民をもっと幸せにできると激励。最後は、しまくとぅば(沖縄の言葉)を交え、「みなさんの時代はこれからですよ」「一緒に頑張っていきましょう」と呼びかけました。

 知事のふるさと、うるま市から駆け付けた女性(84)は「この場に来られただけで感謝」と語り、コロナ禍でも奮闘した知事の退任を惜しみました。