(写真)全被害者救済へ「団結頑張ろう」の声を上げる岩崎氏(前列右から2人目)ら=27日、熊本県水俣市
「第43回ミナマタ現地調査」(同実行委員会主催)が27日、熊本県水俣市で行われました。130人が参加し、高齢化する水俣病被害者すべての救済を訴える決起集会を開催。調査では水俣病の被害の広がりや歴史を学びました。
実行委員長で「水俣病不知火(しらぬい)患者会」の岩崎明男会長が開会あいさつし、13年におよぶ「ノーモア・ミナマタ第2次訴訟」について「裁判を長引かせるのは被害者に二重三重の苦しみを強いるもの。人道上も許されない」と強調。原告団の森正直団長は決意を語り「決してあきらめることなく全国の仲間と手を携えて闘い抜きたい」と表明。弁護団の中島潤史事務局長は「全員救済への道筋を法廷と水俣病被害者救済新法案で切り開きたい」と報告しました。
原告の訴えで熊本県天草市の西田雅之さん(84)は、生きるために魚介類を食べ続け、水俣病特有の手足のこむら返り、しびれ、めまいなどに苦しんできたことを紹介。「同じ症状に苦しみ救済を望みながら亡くなった妻の分まで頑張りたい」と話しました。
調査では、加害企業チッソが不知火海沿岸全域に水俣病被害を広げた原因物質の有機水銀を含む汚染物質の排出口跡(水俣市)や、歴史資料館などを視察しました。今回の熊本地震で液状化した水銀に汚染されたヘドロの埋め立て地も確認。熊本県の調査では水銀流出は確認されなかったと報告されましたが、被害者や支援者でつくる団体では水銀の無害化を求めています。
集会には日本共産党熊本県委員会の東なつこ副委員長・県議予定候補、高岡朱美、平岡朱両水俣市議、宮下昌子上天草市議らが駆け付けました。

