心が折れそうになりながら、自分たちのやっていることは無力ではないと署名を呼びかける。広島や長崎、沖縄で核兵器や戦争、基地問題について考える。韓国や中国の若者と気持ちを分かち合う▼学び、行動する高校生たちのまばゆい姿がありました。先日都内で開かれた、憲法を知り交流する集い。多彩な活動には、みずから社会や政治にかかわろうとする意思が表れていました▼「声をあげることが禁止されることはおかしい」。18歳未満の選挙運動を禁じた公職選挙法は違憲だとする判決が地裁でありました。表現の自由を保障する憲法21条に反するとして。提訴した時は高校生だった原告らは若い世代の励みになると笑顔を見せました▼禁止規定は70年以上前に設けられた時代遅れのもの。若者の政治参加を促すために選挙権の年齢が引き下げられたことにも矛盾していました。国会には法改正に向けて動く責任があります▼先の集会で高校生たちは訴えました。日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名は政治に市民の声を届けること。互いを知り理解する他国の若者との交流は平和をつくりだすのだと。こうした活動は国の未来をも左右します▼ニュースやSNSの主張に流されるのではなく、自分の頭で考え意見を持つことが大事だとの感想も。「誰かがやってくれるだろうと思わず、自分からやらないといけない」。そんな若者たちの声を、もっと社会や政治に広げたい。
2026年9月27日

