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2026年9月27日

トマホーク発射装置が沖縄に

防衛省、知事選影響恐れ計画隠し?
嘉手納で保管

 防衛省は25日、日米共同訓練「オリエント・シールド26」(8~24日)に参加するため、海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)に一時配備されている米陸軍の車両型ミサイル・システム「タイフォン」を、10月中旬をめどに米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に移動し保管すると発表しました。さらに、米陸軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」も、同基地で保管するとしました。いずれも米軍のC17輸送機で輸送されます。


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(写真)射撃体勢をとる米陸軍ハイマース(下)と、発射され上空を飛ぶ陸自MLRSのロケット弾=9月22日、北海道・矢臼別演習場

地図

 同省は、「日本への恒久的な配備ではないと説明を受けている」としていますが、米軍はフィリピンでも、米比共同訓練でタイフォンを持ち込み、訓練終了後もフィリピン軍基地でローテーション配備を続けています。なし崩し配備の危険は排除されません。

 タイフォンは射程1600キロに達する巡航ミサイル・トマホークの発射が可能。指揮統制システムと発射機4台で構成され、1台につき4発、計16発を搭載します。中国やロシアは警戒感を強めています。ハイマースは最大射程300キロとされており、北海道の矢臼別演習場で実弾射撃が行われました。在沖縄米海兵隊も運用しています。

 防衛省は関係自治体に、タイフォンはオリエント・シールド終了後、「在日米軍基地に保管される」と説明していましたが、具体的な基地名は明らかにしていませんでした。また、ハイマースを国内の基地に保管する計画は一切明らかにしていませんでした。沖縄県知事選(13日)への影響を恐れ、計画を隠していた可能性があります。

 30日に県知事に就任する古謝玄太氏は名護市辺野古の米軍新基地建設「容認」を表明し、自衛隊増強にも「理解」を示すなど、政府の政策を追認する立場です。沖縄の基地負担を増やし、自衛隊の長射程ミサイル配備とともに、日本の「ミサイル基地」化を加速する動きにどう対応するのか、試されることになります。