(写真)2期8年を振り返り最後の定例記者会見で思いを語る玉城デニー知事=25日、沖縄県庁
沖縄県の玉城デニー知事は25日、任期中最後の定例記者会見を開きました。2期8年の県政運営で自身がよりどころにしてきた「沖縄のこころ」についての思いを語りました。
デニー知事は、先人から受け継いだ思いやりを大切にし、互いに支え合い、誰もが幸せになれる社会を実現したいという共通の思いが「沖縄のこころ」だと説明。平和や文化、経済の分野で、ともに発展していくことが根幹にあると述べました。
国際情勢の緊迫化やSNS上の誹謗(ひぼう)中傷、ヘイトの広がりを踏まえ、こうした時だからこそ、沖縄のこころを国内外に発信し、次世代へ継承することが重要だと強調しました。
新知事に就任する古謝玄太氏には、沖縄が歩んできた歴史や、先人が厳しい状況の中で受け継いできた沖縄のこころを尊重し、県政運営に取り組んでほしいと要望しました。
沖縄のアイデンティティーについて、琉球王国以来の歴史や独自の文化に言及。近現代史を含めて体系的に学び、若い世代が自らの足元を考える機会の充実を求めました。
基地問題では、米軍普天間基地(宜野湾市)の返還に那覇空港の使用を前提とすることは、負担軽減につながらないと指摘。辺野古への「移設」で普天間が本当に返還されるのかどうか、日米両政府による30年前の返還合意を再検証するよう報道機関に求めました。それを踏まえて、しまくとぅば(沖縄の言葉)で「オールドメディアこそ信頼できるもの。それを誇りにこれからも頑張ってほしい」と語り、報道の役割への期待を述べました。

