総務省は25日、2025年分の政党助成金の使途報告書を公表しました。対象は自民党と立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党、れいわ新選組、参政党、社会民主党、日本保守党、チームみらいの10党で、総額は315億3700万円でした。日本共産党は、政党助成金が思想・信条の自由を保障する憲法に反する制度だとして一貫して受け取りを拒否し廃止を求めています。
支出総額は、前年比3・0%減の357億7200万円。繰越金をため込んだ基金残高の総額は17・3%減の203億6400万円でした。24年に総選挙、25年に参院選挙とつづき、政治活動費など支出が増額したためと考えられます。自民党の基金残高は前年比24%減で163億3500万円でした。全体の80%を占めています。
政党助成金は政党支持の有無にかかわらず、国民1人あたり250円を強制的に献金させる仕組みです。1995年の制度開始時には「企業・団体献金の禁止」との引き換えとしていました。ところが、各党は、政党助成金と企業・団体献金の“二重取り”を続けています。
多数の自民党議員が、自分が責任者になっている党支部から政党助成金を「寄付」として受け取っていた疑惑が浮上しています。(本紙22日付)
2021年に「しんぶん赤旗」が報じ、23年に東京地検が本格捜査を開始し大問題となった裏金事件で、形を変えた企業献金であるパーティー券収入が裏金の原資となりました。日本共産党は政党助成金の廃止と、パーティー券を含む企業・団体献金の全面禁止を主張しています。

