日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年9月25日

農業・土砂被害深刻

台風25号 党議員が現地調査

 台風25号による記録的な大雨で大きな被害を出した千葉、神奈川両県で24日、日本共産党の国会議員・地方議員が現地の被害状況を調査し、被災者の要望などを聞きました。

「刈り取り諦めた」 千葉

写真

(写真)Aさん(左端)の案内で水田の様子を見る岩渕(中央)、斉藤両氏=24日、千葉市緑区

 「乳牛に輸入飼料を使いたくなくて、国内産飼料用トウモロコシを使ってきたが、畑が水に漬かり、枯れ始めている。値上がりしている輸入飼料を使わざるをえなくなるかもしれない」「コメの刈り取りを諦めた農家も出てきている」

 今年3度目の豪雨禍にみまわれた千葉県で、日本共産党の岩渕友参院議員、斉藤和子元衆院議員が、農民運動千葉県連合会とともに、酪農家や米農家に行った現地調査では深刻な状況が語られました。

 このうち、千葉市緑区のAさんの2・8ヘクタールの田は、隣接して流れる村田川があふれ、運ばれた砂に覆われ、あぜは埋まり、刈り取り間近だった稲はほとんど倒伏。イノシシよけのフェンスやネットも破壊され、田の中にイノシシの足跡がいくつも残っていました。

 「3分の1は収穫したが、残りはもうだめです」とAさん。落花生の収穫もこれからですが、「掘ってみたら土ではなく泥だった」。落花生の被害状況はまだ分からないと言います。岩渕氏はその場で農水省に連絡を取り、土砂等の除去に必要な制度や費用について確認し、Aさんに伝えました。

 印旛沼の堤防決壊などによる洪水にみまわれた党印旛地区事務所には畑野君枝衆院議員が斉藤氏、地元議員などと現地調査。八街市で県農民連と懇談しました。

崖崩れの対策必要 神奈川

写真

(写真)土砂や樹木などが流れ込んだ住宅を背に、崩れた崖を見上げる畑野(右)、井坂の両氏=24日、神奈川県横須賀市

 日本共産党の畑野君枝衆院議員と井坂しんや神奈川県議は、崖崩れなどで甚大な被害が出た横須賀市で被災地の状況を調査しました。同台風による災害で県内では同市と三浦市で死者4人、行方不明1人などの被害が出ています。

 直後から各地の現場を回って状況を調査してきた井坂氏は「三浦半島は斜面地が多く、今回のまとまった雨で規模の大小を問わず崖崩れがいくつも起きている」と指摘。相模湾側に近い林地区の国道を車で走ると、土砂や土砂に流された樹木、小屋、フェンスなどが歩道をふさいでいました。

 長井地区では山肌が削られた斜面や、その下に土のうが積まれたところが何カ所もありました。60代の女性が亡くなった崖崩れの現場では、斜面から流れ出た土砂などが幅2メートルほどの道路を越えて住宅の壁を突き破り、道路の土砂は除去されていましたが、樹木が住宅に突き刺さったままになっていました。

 須軽谷(すがるや)地区では、農地などに接する道路が通行止めになっており、土砂の直撃で真っ二つに折れた電柱が道路側に倒れ、近くではカーブミラーが土砂に押し倒され、先端部分を残して土に埋もれていました。

 現場の状況を目の当たりにした畑野氏は「先月にも崖崩れ対策の支援強化を政府に求めたところだが、抜本的対策が必要だ」と話しました。

 井坂氏は「急傾斜地崩壊対策と、命を守ることを最優先に迅速な避難を徹底すること、被災しても生活を立て直せる補償、これらを合わせて早急に進める必要がある」と語りました。