きょう9月21日は世界アルツハイマーデー、認知症の日です。今月はその月間で、標語は「忘れても笑顔で暮らせる街づくり」。認知症の正しい理解を深め、患者や家族に援助と希望をもたらすことを目的にしています▼直近の国の調査によると、高齢者の約3・6人に1人が認知症または予備群の状況にあります。年を追うごとに増え、2040年には3・3人に1人がなる見込みだと▼若年性認知症の人も多く、いまや年齢にかかわらず一人ひとりが自分ごととしてとらえる時代にきています。政府は2年前に認知症施策の基本計画をまとめましたが、「希望を持って自分らしく暮らし続けることができる」社会の実現にいっそう責任を果たすことが求められます▼今年は長寿を祝う敬老の日と重なりました。100歳以上が初めて10万人をこえる一方で、人生100年時代の6カ国調査では日本はそこまで生きたいと答えた人が2割台と圧倒的に少ない結果になりました▼周りに迷惑をかけたくないという理由が先立つ背景には健康面や経済面への不安だけでなく、高齢者に対する社会全体の否定的な風潮があります▼それをあおっているのが自民党や一部の政党です。世代間で対立させ、医療や介護の負担増と自己責任を強いる、人生の安定の土台を掘り崩す、まるで長生きを不幸にさせるように。誰もが安心して自分らしく生きられる、それが基本計画でめざした共生社会ではないのか。
2026年9月21日

