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2026年9月16日

きょうの潮流

 あまりにも露骨です。知事が代わった途端、褒美をとらせるように予算を増やす。この島の苦しみをもてあそぶつもりか▼沖縄県知事選で古謝玄太氏が当選したことで、高市政権は来年度の沖縄振興予算について県が求めてきた3千億円超に増やす方向で調整しているといいます。玉城デニー知事のもとでは何年も県の要望額を下回ってきたのに▼沖縄県民がくり返し反対の意思を示してきた辺野古の新基地建設。それを強行する国とたたかってきた首長に対しては、見せしめのように予算を削減。自分たちが推して基地容認の知事になったら増額する。こんなあからさまなやり方に怒りがこみ上げてきます▼国の責任で支えることを定めた振興予算には沖縄が抱える「特殊事情」があります。沖縄戦の惨禍や長きにわたる米軍支配で日本政府から支援を受けられなかったこと、いまも米軍基地が集中し生活や産業の足かせになっている深いわけが▼県民の願いは明白です。同時の統一地方選では共産党の候補者が全員当選。辺野古のある名護市では基地反対を貫いてきた吉居俊平さんが前回から得票を伸ばし3選。沖縄戦の縮図といわれた伊江村では玉城(たましろ)睦子さんがトップ当選で村政史上初の女性議員となりました▼教育者の道を歩んできた玉城さんは、くらしを支える根底として何よりも平和が大切と訴えてきました。沖縄の痛みに背を向ける国との矛盾はますます。新たな闘いの始まりです。