(写真)インターネット動画で質問に答える古謝候補(左)=9日、同候補公式チャンネルより
「手取りを2倍」。沖縄県知事選(13日投票)で、大企業から組織的支援を受ける古謝玄太候補が第一に掲げる看板政策です。ところが、古謝氏の公式ユーチューブチャンネルに配信された動画で、「(県民の給与)全部を2倍にするわけではない」と発言していることが9日、明らかになりました。
問題の動画は、8月31日生配信の、「沖縄未来会議」と銘打った若者との座談会です。そこで、このようなやりとりがありました。
若者「時給1000円が2000円になって、大学生も手取り2倍になったりするのですか?」
古謝「しないですね(笑い)。バイトを含めて全部を2倍にするわけではない。それは最低賃金を2倍にするのと同義になる。新しい産業をつくり、県内全体の所得を2倍にして、1人あたりにすると2倍になるという話」「全員の給与が2倍になるわけではない。そこはすみません」
質問した若者は、即座に「貧富の格差が広がっちゃうんじゃないか」と反応し、「県民所得2倍」の虚構を即座に見抜きました。
そもそも、古謝氏が言う「県民所得2倍」が達成されるのは10年後だとしており、実態は絵に描いた餅です。仮に県内総生産が増えたとしても、物価高や不動産価格・家賃の上昇も伴うため、賃金据え置きのまま経済成長を追求すれば、貧困層の増加、生活苦のさらなる広がりにつながりかねません。

