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2026年9月10日

きょうの潮流

 告示前、ポスターのようなある画像がネット上で拡散されました。そこには、沖縄県知事選に立候補を表明した古謝玄太氏の顔写真とともに、「国益にかなう沖縄をつくる」とのメッセージが▼地元紙によると本人や陣営が作成したものではないようですが、同じ趣旨の発言は選挙戦の街頭演説でも。古謝氏を横にしてマイクを握った参政党の神谷代表は「国益にかなうんですよ」と応援▼高市政権丸抱えの候補者を推す彼らの「国益」とは何か。候補者自身が当初から辺野古容認を打ち出しているように、米軍基地の新たな負担を県民に押しつける。これまで基地あるがゆえに命を奪われ、相次ぐ性暴力や事件・事故に散々さらされてきた沖縄の痛み。それを一顧だにせず、国に従うことなのか▼国の言いなり=国益という主張に、玉城デニー知事は「その国益に県民の立場でどう物を言うか、それが問われている」ときっぱり。その姿勢には、沖縄を二度と捨て石にはさせないとの揺るぎない信念が込められています▼選挙戦終盤、国益の実態があらわに。嘉手納、普天間の両基地がPFASの汚染源であることを在日米軍が認め、公表しても構わないとしていたにもかかわらず、日本政府が隠蔽(いんぺい)していたことが明らかになりました▼沖縄を犠牲にする国に追従する相手から、県民の命やくらしの砦(とりで)となる知事を守る。「これからの沖縄がかかっている」とデニー知事。日本の未来も、そこに。