発がん性リスクや子どもの発育への影響が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)汚染を巡り、在日米軍が2023年12月に沖縄県の嘉手納(嘉手納町など)、普天間(宜野湾市)両基地が汚染源だと認め、その事実を公表しても構わないとしていたにもかかわらず、日本政府の独断で隠蔽(いんぺい)していたことが、8日、明らかになりました。県知事選(13日投票)での争点化を避けるため、政府・自民党が画策した可能性があります。
(写真)記者団の質問にこたえるデニー知事=8日、沖縄県豊見城市
県はPFAS汚染をめぐり、基地内への立ち入り調査を申請。23年12月の日米協議で、米軍は基地の管理権を定めた日米地位協定を示し、立ち入りを拒否。その上で、嘉手納・普天間両基地の消火訓練場から地下にPFASが浸透したとの認識を示しました。
防衛省は昨年12月、米軍の回答を公表しましたが、米軍が汚染源を認めていたことは公表しませんでした。県は今年6月、沖縄防衛局を通じて基地立ち入り調査を再申請しました。
玉城デニー知事は8日、地元紙の報道を受け豊見城(とみぐすく)市内で記者団の取材に応じ、担当部局が事実関係の確認を行っているとした上で、「米側が(基地が汚染源だと)公表しても構わないとしているのに、なぜそれを実施しないのか。その理由を政府に確認したい」と指摘。基地内への立ち入り調査を引き続き求めていくとしました。
なぜ隠蔽 理解不能
PFAS問題にとりくむ「宜野湾ちゅら水会」共同代表、町田直美さんの話 基地がPFASの汚染源だと米軍が認めたのに、なぜ隠したのか理解不能です。日本政府は、国民の水を汚されたことへの怒りを示すべきです。血液検査も税金を使わずに米国に請求して実施することができたのに、なぜ隠蔽したのか。いじめにしかみえません。
この島は戦後81年間、米軍の事件・事故でたくさんの人権侵害を受けてきました。それなのに、日本政府は謝罪や後悔もない。今回の県知事選は玉城デニーさんと日本政府の闘い、人権回復の闘いです。県民は立ち上がってほしい。絶対勝ちたい。デニーさんしかいません。

