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2026年9月8日

エルニーニョ強度 40年間で異常に増

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(写真)ガラパゴス諸島のサンゴ礁(©Greg Asner)

 最近40年間のエルニーニョの強度が過去1000年間の中で異常なほど増していることがわかったと、米ミシガン大学などの研究グループが米科学誌『サイエンス』(8月27日付)に発表しました。「地球温暖化がエルニーニョを加速させていると考えられており、今後、より極端な現象が現れ、生態学的、インフラ的、そして人命的損失を増幅させると予想される」と指摘しています。

 エルニーニョは、太平洋赤道域の日付変更線から南米沿岸にかけての海面水温が平年より高くなる現象。不規則な周期で発生して干ばつや洪水を引き起こし、病気や作物の不作、山火事、その他により、人々の健康や福祉に影響を与えると考えられています。

 研究グループが注目したのはエルニーニョ現象で海面水温が上昇する海域にある南米エクアドルのガラパゴス諸島のサンゴです。サンゴは炭酸カルシウムを分泌し、年間1~2センチメートルずつ骨格を成長させます。研究グループは、サンゴの骨格に含まれるストロンチウムとカルシウムの比率や酸素の同位体比を測定することで、過去の海面水温を復元しました。

 その結果、過去40年間に発生したエルニーニョの強度が、それ以前は一貫して強度が低かったエルニーニョと比較して激しさを増していたことが明らかになったとしています。