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2026年9月6日

第9回中央委員会総会

田村委員長の討論のまとめの発言

 日本共産党の田村智子委員長が3日の第9回中央委員会総会で行った討論のまとめの発言は次のとおりです。


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(写真)まとめの発言をする田村智子委員長=3日、党本部

 討論では、26人のみなさんが発言しました。

 沖縄の赤嶺政賢県委員長からは、いままさにたたかわれている県知事選挙での玉城デニー知事の必勝と、地方選挙での日本共産党全員の当選への決意を込めた発言がありました。沖縄での選挙勝利へ、全国からの大きな支援をあらためて呼びかけるものです。

 熊本をはじめ地震・豪雨災害に見舞われた県で、避難所の改善など被災された方々に寄り添っての奮闘も語られました。被災者の方々の救援、復旧・復興のために、引き続き力をつくしていく決意です。

情勢の変化を“政治対決の弁証法”の角度でつかみ、全党の政治的確信に

 討論はその全体が、“第30回党大会を歴史的な大会として成功させよう”、“9月に大きな飛躍をつくりだして、党勢の後退から前進に転じて党大会を迎えよう”という決意がみなぎるものとなりました。

 9月は文字通りの大飛躍が求められます。「どうしたら目標をやり切ることができるのか、自問自答しながらこの会議に参加した」という率直な発言もありました。そして討論では、志位和夫議長のあいさつ、小池晃書記局長の「訴え」の報告で示された「新しい情勢の変化」をつかみ、全党の政治的確信とすることが、飛躍をつくりだす活力となる、ということが深められたと思います。

 いま飛躍をつくるうえで大きな客観的条件がある、「政党配置の見晴らしがよくなった」「日本共産党の値打ちが見えやすくなっている」「目の前に飛躍のチャンスが広がっている」--ここをしっかりとつかむかどうかがカギとなります。

 福岡の真島省三県委員長代理は、いまの腐敗した福岡県政への怒りが県民の中に満ちていて、県議選をめぐって「日本共産党はこの地域でも候補者を立ててほしい」と有権者から声が次々と寄せられ、働きかければ「しんぶん赤旗」の読者が増える、党員も増える、「問題は情勢にふさわしい構えを党が示しているかどうか」だと強調されました。

 維新の元市議を打ち破って日本共産党の新人候補者が勝利した長野県議補選など、国政とともに地方政治のなかにも、政党配置の見晴らしがよくなり、日本共産党の値打ちが見えやすいという情勢の変化が生まれていることが、多くの発言で示されました。

 志位議長のあいさつでは、「こうした情勢の変化は自然に生まれたものではない」、「わが党の不屈のたたかいで切り開いたものだ」ということが強調されました。こうしたダイナミックなつかみかたが大切です。

 2015年、私たちは安保法制に反対するたたかいの中で「市民と野党の共闘」の旗を高く掲げ、さまざまな曲折はありましたが、2021年総選挙では、政権交代が選挙の争点となるところまで支配勢力に攻め込み追い詰めました。しかし、選挙戦の最中に始まった危機感にかられた支配勢力による激しい共闘攻撃、日本共産党攻撃によって、政権を攻め落とすにはいたらず、逆に押し込まれるという結果になりました。

 このたたかいは支配勢力を心底恐れさせるものだったと思います。何としても日本共産党だけは封じ込めなければならない。こうした「教訓」を引き出した反共勢力によって、わが党への攻撃はその後も、日米安保条約廃棄など綱領路線、民主的議論をつくして行動を統一するという組織原則への攻撃となって激しく続けられました。

 しかし、私たちは、そうした複雑で困難な情勢のもとでも、自民党政権への対決の姿勢を堅持し、不屈に、ぶれずに、団結して、国民の利益を守ってたたかい続けました。その頑張りがいまの情勢の変化をつくりだしているのです。

 この“政治対決の弁証法”――私たちが攻め込んだからこそ、支配勢力によって激しい攻撃が起こる、その攻撃を打ち破って進歩勢力があらたな前進を勝ち取る、ここに弁証法の醍醐味(だいごみ)があると思います。

 頑張りぬくならば、あらたな前進を勝ち取りうる新局面が目の前に開かれている、今、私たちはこの地点に立っています。この情勢の変化を生かせるかどうかは、まさにこれからのたたかいにかかっています。いま起こっている情勢の変化を、“政治対決の弁証法”という角度から深くつかみ、私たちの頑張りでこの新局面を開いてきたのだということに確信をもって、それを必ずや新たな前進に結びつけようではありませんか。必ず9月に党勢拡大の飛躍をつくろうではありませんか。

9月の大飛躍、引き続く連続した飛躍の波をつくるために何が重要か

 「飛躍期間」は、9月末までに10万人に働きかけ、世代的継承を軸に6000人の新入党員を迎える、「しんぶん赤旗」読者では日刊紙3900人、日曜版2万1千人の前進という目標です。「一日たりとも無駄にはできない」「次々に手を打っていかなければ」という発言もありました。その通りです。まず、この9月から、ほんとうに大きな飛躍をつくることが必要だと、腹を固めあうことを呼びかけたいと思います。

 同時に、9月に大きな飛躍をつくり、10月、11月、12月と、さらに連続的な飛躍の波を起こしていってこそ、党勢を後退から前進に転じることができます。そのために何が重要か。二つの点を強調したいと思います。

 第一は、「訴え」で強調している方針--いまあるつながりにただちに働きかけるとともに、新しいつながりを広げながら働きかけを広げていくということです。

 いまあるつながり、例えば、「要求対話・要求アンケート」での対話の到達は、45万人という規模になっています。もちろん全員とつながっているわけではないと思いますが、相当な規模での働きかけを行い、そこでつながった多くの方々がいるでしょう。「赤本」「青本」学習会も、かなりの規模で党外の方に広げてきています。この間の努力でつながった方々に、「赤リーフ2」を渡して入党を呼びかける、あるいは記念講演のダイジェスト版をいっしょに見るなど、ただちに働きかける。ここに踏み切る、思い切って働きかけることを、この9月にやり遂げましょう。

 同時に、ストリート対話、「要求対話・要求アンケート」にどんどんとりくんで、統一地方選挙にむけて「対話・循環型」で、新しいつながりをさらに広げていく、「赤本」「青本」学習をさらに広く党外に呼びかけていく、ここに取り組んでこそ、9月、10月、11月、12月と、連続的な飛躍を勝ち取ることができます。「訴え」で、ここをよく議論し、具体化して、9月の活動を推進しようではありませんか。

 第二は、そして何よりも大切なことは、一貫して、全支部・全党員の運動にする努力に徹することです。全支部、全党員の運動にしていくカギは「手紙」と「返事」の運動が5割を超えるところまで広がった到達点を生かすとともに、100%の支部の運動に広げていくことです。寄せられた「返事」にもとづいて双方向・循環型で支部を援助する。さらにすべての支部に「返事」を寄せていただくことです。

 発言でも、支部の「返事」には困難とともに、「なんとかしたい」という思いが込められている、この思いにこたえて支部に足をはこび援助する大切さが語られました。中央役員先頭に、都道府県、地区委員会の機関役員が支部に入って、本気で全支部運動を起こしていこうではありませんか。心から呼びかけます。

「返事」の「応答」が強く歓迎されている--信頼にこたえ約束を必ず果たす

 支部から寄せていただいた「返事」に対する中央委員会総会としての「応答」に、全国から強い歓迎の感想が寄せられています。その一部を紹介します。

 「『上からの姿勢ではなくもっと親身に相談に乗ってほしい』というのが支部の党員の叫びです。田中悠副委員長の報告に、ぜひ全文を至急読みたいと思いましたし、必ず党大会決議案に反映させますという言葉に感動しました」、「手紙の応答報告は、支部の現状の窮状を打開する方向性だけでなく、先々の展望を切り開く報告となっていることに希望を感じました」--こういう感想が多数寄せられています。

 この「応答」案を作成する際に、常任幹部会は侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を行いました。支部から寄せられた率直な思い、特に困難が深まっているという切実な声に、どう応えることができるのか。例えば、「しんぶん赤旗」の配達・集金の問題は、支部の困難の中でもとても切実になっている問題の一つで、「返事」にもそのことがたくさんつづられています。これまで日刊紙配達を担ってきた党員が運転免許を返上して配る体制がなくなった、高齢の方が担っているけれど命や安全を守らなければならないなど、たくさんの切実な悩みが寄せられています。支部の同志たちから寄せられた悩みにこたえて、どうやって困難を打開していったらいいのか。常任幹部会ではまさに侃々諤々の議論となりました。この日の常幹会議は、通常の時間を大きくこえて、夕方近くまでかかりました。私たちは、全国の支部・グループから寄せられた「返事」への「応答」に、大会成功がかかっているという決意で、「応答」案を仕上げ、この9中総に臨んだところです。全国から寄せられた中央への信頼に応えて、「応答」で約束したことを必ず果たしていく決意です。

 この「応答」もぜひ生かしていただき、「手紙」と「返事」の活動を発展させ、9月末までに全支部から「返事」を寄せていただきましょう。そして支部からの「返事」を力にした「双方向・循環型」の活動で、全ての支部の力を一つの大きな流れに合流させて党大会を成功させようではありませんか。

歴史的な第30回党大会の成功へ、全支部・全党運動を

 最後に、9中総決定の読了・討議をどう進めるかについて述べます。すべての党員が読み、機関と支部で討議するのは、「志位議長のあいさつ」、「全党の支部・グループと党員のみなさんへの訴え」、「手紙の返事について--支部・グループのみなさんへの中央委員会総会としての応答」と、この「討論のまとめの発言」とします。8月3日の幹部会決議については、9中総決定の討議の中で生かしていただきたいと思います。ただちに、9中総決定の徹底、具体化、実践をすすめ、飛躍への決意をみなぎらせて、党大会へと向かっていきましょう。

 第30回党大会は、綱領の一部改定を議題とすることも明確にしました。まさに歴史的な党大会になるということが、この点でも鮮明になりました。党大会成功へ、文字通り全支部、全党運動をつくり上げるために、中央役員のみなさんが、その先頭に立って奮闘されることを心から呼びかけて、討論のまとめの発言といたします。ともに頑張りましょう。