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2026年9月6日

“歴史知らぬ”菅元首相 ひれ伏す沖縄自民

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(写真)面会会場に向かう菅義偉元首相(中央)=4日、那覇市内

 将軍の前にひれ伏す諸大名という、まるで時代劇の一場面のようでした。

 大激戦さなかの沖縄県知事選(13日投票)で自民党推薦の古謝玄太候補を激励するため、菅義偉元首相が4日午後、沖縄入り。菅氏が宿泊する那覇市内のホテルに、古謝氏本人とその妻、古謝選対、自民党県連の主要メンバーに加え、県内財界の重鎮、県内の自民系市長5人、「オール沖縄」翁長前県政を裏切った元副知事らまで、菅氏との面会にはせ参じたのです。

 面会は3グループに分けて行われましたが、いずれも非公開で詳細は分かりません。なぜ、こうした「菅もうで」が行われたのか。菅氏は2012年12月に発足した第2次安倍政権で官房長官を務め、「沖縄基地負担軽減相」を兼務。名護市辺野古の米軍新基地建設を主導する一方、那覇空港第2滑走路の建設や、沖縄本島中南部の、細切れ返還された米軍用地の開発などを差配し、沖縄の「基地利権」を一手に掌握する立場にあったことが考えられます。こうした利権に群がる勢力にとって、菅氏は絶大な存在なのです。

 重大なのは、菅氏は14年11月の県知事選で「辺野古新基地反対」を掲げた翁長雄志氏が圧勝したにもかかわらず、15年9月、首相官邸での翁長知事との会談で「私は戦後生まれなので、沖縄の歴史はわからない。『辺野古が唯一』というのが私のすべてだ」と述べたことです。

 県民が示した民意を平然と踏みにじり、国策によって基地をおしつけられ、苦難の道を歩んできた沖縄の歴史を「知らない」と言い放った菅氏にひれ伏す沖縄自民党に、県政を担う資格はありません。(平良暁志、竹下岳)