第9回中央委員会総会が3日に採択した、「『手紙』の『返事』について―支部・グループのみなさんへの中央委員会総会としての応答」は次の通りです。
1 「手紙」と「返事」の取り組みの到達点
第8回中央委員会総会の「手紙」への「返事」について、全党の支部・グループのみなさんに、第9回中央委員会総会としての応答を送ります。
8中総の「手紙」は、81・7%の支部で討議され、現在51・5%の支部から返事が出されています。中央委員会に現在届けられた「返事」は7543通です。前回2024年の「手紙」に「返事」を出した支部率をすでに超え、前々回2023年の取り組みと比べても速いテンポです。ここにはさまざまな困難に直面しつつも「強く大きな党をつくりたい」という全党のみなさんの熱い思いが示されています。
支部で2回、3回、4回と「手紙」の討議を重ね、「何か一つからでも具体化しよう」と議論し、出されている「返事」が少なくありません。前回「返事」を出せなかった支部、最初は出す気持ちになれなかった支部からも、くりかえし議論し、また実践に踏み出すなかで思い直して、出された「返事」が届いています。
党勢が後退し、困難が増大しているもとでも、「要求対話・要求アンケート」と「赤本」「青本」の学習の「二つのチャレンジ」が、党づくりの豊かな発展の芽をつくりだしていることは、今回の「返事」の最大の特徴となっています。「返事」の議論を機に、入党の働きかけに踏み出し、新しい党員を迎えている支部が生まれています。
党機関が従来にない構えで、「双方向・循環型」の活動を強める自己改革をはかっていることも重要な変化です。機関会議で「返事」を丹念に読み、支部ごとの援助を具体化している党機関、「返事」にたいする県・地区の「返事」を出して連絡・相談を強めている党機関、機関役員の支部への指導・援助について悩みも会議で率直に相談できるようにしている党機関が広がっています。
第9回中央委員会総会として、「返事」を出していただいた支部のみなさんに、心から敬意と感謝を申し上げます。そして心から訴えます。「返事」のなかには、強く大きな党をいかにしてつくるかのたくさんの手がかりと決意がのべられています。「手紙」で討議したこと、「返事」に書き込んだ決意と具体化をすべて生かして、来年1月に開催される第30回党大会に向けて、党員拡大を根幹にすえた党勢拡大運動を、すべての支部・グループが参加する運動へと大きく発展させ、「後退から前進に転じる」という目標をやりぬいて、党大会を大成功させようではありませんか。
「返事」を出せていない支部のみなさんに呼びかけます。「返事」は必ず支部活動の新しい発展の契機となり、「双方向・循環型」の活動をつくる力になります。そして「返事」で寄せていただいた内容は、すべて第30回党大会の議案に反映していきます。すべての支部が、9月末までに「返事」を寄せていただくことを、心から呼びかけるものです。
2 「返事」から学んで党づくりの発展をはかろう
全党の支部・グループのみなさん。「返事」から何を学び、何を今後の党づくりに生かしていくか。私たちは、次の六つの発展方向で、みなさんと一緒に党活動の開拓と探求をはかっていきたいと決意しています。
①「要求対話・要求アンケート」の活動をどう発展させるか
第一に、「要求対話・要求アンケート」の活動を、どう発展させるかです。
「返事」では、「新しい結びつきができない」「若い世代との接点がない」という悩みが、「なんとかしたい」との思いとともに出されています。同時に、その現状打開のために「要求対話・要求アンケート」に踏み出し、突破口を開いた経験が豊かにつづられています。党の主張を上から押しつけるのではなく、まず聞くことからはじめ、政治の問題点と切り結び、ともに進路を考える--こういう姿勢が、わが党ならではの「対話の文化」となり、国民の党への見方を変える活動ともなっています。要求対話をきっかけに、要求にもとづく運動が発展していることも重要です。各分野の運動団体・民主団体で活動する党グループが大奮闘しています。この活動を、選挙勝利の課題と党づくりを一体的にすすめる戦略的大方針と位置づけ、すべての支部で取り組もうではありませんか。
神奈川県・横浜西南地区・戸塚町支部からは、事前にアンケートと支部のあいさつ状を配布し、2人一組でアンケートを回収しながら訪問するとさまざまな要望が寄せられ、支部ではそれを市議に伝え、行政に申し入れし、その結果を住民に返す活動をしているという「返事」が寄せられました。この中で後援会ニュースも、「購読は初めて」という日曜版読者も増え、30代~50代の結びつきも増えています。まさに「対話型・循環型」の選挙と党勢拡大が一体にすすんでいます。
党の側から出向いての働きかけと同時に、「集い」や楽しいイベントに参加してもらう活動をすすめる--こちらから「出かけていく」とともに、相手に「来てもらう」取り組み、「来たくなる」取り組みも大切です。埼玉県・西部地区・霞ケ関支部の「返事」は、支部の厳しい現状から始まるものでしたが、従来党の事務所で行っていた「戦争と平和」展(「平和っていいね!」展)を、平和を願う市民と一緒に実行委員会をつくって取り組むと120人近くが参加し、千羽鶴を広島・長崎に届けるプロジェクトが地域のお祭りや商店街にも広がり、この中で結びついた人に働きかけ入党者を迎えたことが報告されています。支部では「自分たちが楽しく、参加した人も楽しく」を大切にしているという「返事」でした。
「要求対話」に関わって、「自分たちにできるか不安」「一度やったがうまく話せなかった」という声も届きました。「返事」から私たちが学んだのは、「要求対話」は取り組みながら改善・発展させていけばいいということです。戸建てが多いところはエリアを定めた軒並み訪問、オートロックマンションの多いところはストリート対話やWEBアンケートなど、地域の特性に適したさまざまな工夫が行われています。最初はうまく話せなかった事例があっても、支部の学習につなげたり、アンケート項目をバージョンアップさせたりと、継続して活動を発展させていく努力が行われています。まず踏み出し、取り組みながら発展させる--この見地で「要求対話・要求アンケート」の活動を広げようではありませんか。
②「赤本」「青本」の学習・対話運動をどう発展させるか
第二に、「赤本」「青本」の学習・対話運動を、どう発展させるかです。
学習を始めることに壁はありません。のりこえなければならない「ハードル」もありません。困難に直面している支部も含めて、どんな支部でもその気になれば取り組める活動です。そして始めれば話が弾み、楽しく元気になる活動です。そのことは、さまざまな困難を抱えている支部からの「返事」にも、「まず『赤本』学習から始めてみたい」との決意が多くつづられていることにも示されています。
「返事」では、学習を始めたことで会議の討論も活発になり自信をもって共産主義を語れるようになったこと、学習を力に労働組合運動や職場の労働条件改善に立ちあがっていること、党外の人々の関心を呼び新しい結びつきを広げていることなど、まさに“化学変化”が起きていることが報告されています。とりわけ、労働者階級のなかに、階級的自覚と誇りを広げていることは、多数者革命を促進するという社会変革の事業におけるわが党の使命にてらして画期的な意義をもつものです。
「赤本」「青本」の学習・対話運動を、地域・職場・学園で国民の多数を革命の事業に結集するという、支部の中心任務に位置づけようではありませんか。
兵庫県のある職場支部の「返事」には、「赤本」の読み合わせで、支部が変わりつつある姿がつづられていました。読み合わせの学習で、これまで30分で終わっていた会議は1時間を超え、出席率も上昇。会議の後は、「不思議な充実感と連帯感、そして自信」がみなぎってくるということで、支部として、「『労働者の中にこそ「赤本」を』をスローガンに支部運営をしていきたい」との返事でした。
愛媛県・南予地区・大洲支部は、半年間に3人の新入党員を迎えたという「返事」が届きましたが、その教訓の一つは「赤本」学習会でした。『いま「資本論」がおもしろい』の名を取り、「おもしろい勉強会」と冠した学習会が、党員6人、「赤旗」読者3人の参加からスタートし、読者のうち1人は毎回参加し入党しました。
先月開かれた日本共産党とベトナム共産党の第12回理論交流で、ベトナム側が「赤本」「青本」「緑本」の英語版をよく読んでこられ、私たちが開拓してきた「自由な時間」を軸にした未来社会論・社会変革論が、ベトナムが取り組むドイモイの事業、生産力の「質」を重視した改革の努力とも重なり合い、「人間の自由」「人間の解放」こそ共産主義の根本理念だとの認識で双方が一致したことも、みなさんにお伝えしたいうれしい出来事です。
党内外に「赤本」「青本」の“化学変化”をさらに大きく広げ、「緑本」の学習にも挑戦し、この学習・対話運動と一体に、党員を増やし、読者を増やす活動を大いに発展させようではありませんか。
③みんなが楽しく生き生きと参加できる支部活動をどうつくるか
第三は、みんなが楽しく生き生きと参加できる支部活動をどうつくるかです。
「返事」では、入党した党員を結集しきれていない苦労や悩みが寄せられています。とくに、どうしたら若い世代・真ん中世代が支部活動に参加し、ともに成長できる支部になれるかが、大きな課題になっています。
この苦労や悩みへの答えは、党の方針通りに原則的な党活動を確立するための努力を行うことにあることを、「返事」から私たちは学んでいます。党員の結集が強い支部に共通しているのは、新入党員教育を支部で行い、会議で学習の時間を必ずとること、支部委員会を確立していること、新入党員の得手や条件を生かした要求運動や後援会活動、「集い」、SNS発信などの活動を、ベテランも若い世代も互いにリスペクトしあってすすめていることなどです。ジェンダー平等を自覚的に貫くことの大切さも、私たちは学んでいます。こうした原則的な党活動を一つ一つ粘り強く進める。やはりここに楽しく生き生きと参加できる支部活動をつくる大道があるのではないでしょうか。
「現役世代の活動参加が支部を活性化している」と「返事」を寄せた京都府・左京地区・養徳東地域支部では、支部会議で全員が発言することを重視し、学習を必ずするとともに、真ん中世代党員の自発性・創意性を大事にした「集い」に取り組んで党員を増やしています。真ん中世代の支部員は、「学習の時間がある。誰も否定されない。年齢に壁がない。世代を超えて話ができる」と語り、85歳の支部員は、「これは生き方の問題だから最後まで参加したい」と周りを励ましているそうです。
支部活動を、みんなが楽しく、生き生きと参加できるものへと発展させることは、一人ひとりの党員の成長のうえでも、新しく党に迎えた同志の成長を保障するうえでも、決定的に大切です。中央としても引き続き努力をはかります。
④配達・集金活動の困難をどう打開するか
第四に、配達・集金活動の困難をどう打開するかです。
配達・集金活動の困難は、前回の「手紙」の時点よりも増大し、支部活動の最大の悩みの一つとなっています。とりわけ日刊紙配達の困難は切迫しています。
ただちにできることとして、「返事」に学び、支部でできる打開の努力を強めましょう。
東京・葛飾地区の金町支部の「返事」には、日刊紙配達が窮地に陥った際、支部で話し合って、自転車に乗れる2人が、徒歩で配達活動に加わる5人に届け、そこから読者に配る配達網を構築し、打開したことがつづられています。この経験は支部の自信と誇りにもなり、8月は自分たちで働きかけて党員を増やそうとこだわって、3人の入党者を迎えています。
配達・集金活動のねばりづよい努力は、社会変革を根本から準備する活動です。この活動の意義と現状を支部で共有し、担い手を広げようではありませんか。
同時に、支部の現状を踏まえて、さまざまな新しい努力を行っている支部の経験が報告されています。車の免許返納などで、やむにやまれず配達が不可能になった場合にも、最大限の方法で日刊紙の読者網を維持し、読者と結びつく努力が報告されていることを、私たちは感動をもって受け止めています。
山梨・巨摩地区・大泉支部では、党員・読者の力を結集してなんとか支部で配達を支えあってきましたが、6月についに新聞販売店に日刊紙配達を委託せざるをえなくなり、新聞の到着時間との関係で当日の配達ができなくなりました。しかしそれでも読者を守ろうと、読者にアンケートをとったところ、①「電子版へ切り替え」4人、②「翌日に配達」16人、③「郵送を希望」0人、④「日刊紙をやめ日曜版を購読」3人、⑤「その他(ポストを設置し取りに行く)」1人、となり、購読をやめる人がいなかったことが「返事」で報告されています。この結果に、支部は「『赤旗』の魅力があるからだ」と確信を深めています。支部員が見本紙を届けていた人には、翌日配達になる事情を率直に伝えつつ訴え、新たな日刊紙読者を増やしています。
何よりも大事なことは、「赤旗」読者網を守り、つながりを維持・強化し、多数者革命に不可欠な「しんぶん赤旗」中心の党活動を維持・前進させていくことです。そのためにあらゆる方途を追求することを積極的に位置づけることを呼びかけます。
「しんぶん赤旗」読者を安定的に前進させていくためにも、配達・集金活動の困難を打開することは絶対不可欠です。「手紙」の「返事」で寄せられた痛切な声を中央としてしっかり受け止め、「しんぶん赤旗」中心の党活動をどう発展させ、どう未来へと引き継ぐか、踏み込んだ検討を行い、党大会決議案で配達・集金活動の問題も含めて、機関紙活動の抜本的強化の方針を提案することをお約束します。
⑤職場での党の灯をどう守り前進させるか
第五は、職場での党の灯をどう守り、どう前進させるかです。
職場支部からの「返事」は1500通を超えています。慢性的な長時間労働や人手不足、デジタル・AIによる管理強化や人減らし、非正規化や変形労働時間制などによる労働者の人間関係構築の困難の中でも、“職場に党を残したい”という決意がたくさん寄せられており、党の不屈性、先見性を体現する一つ一つの言葉に胸を打たれながら読みました。職場での党づくりに奮闘する同志のみなさんに、心から連帯のメッセージを送ります。
職場での党づくりでは、一連の党大会決定と4回の「職場講座」で明らかにした方針が生命力を発揮するとともに、8中総の「手紙」が提起した、“労働者の分野ごとに「集い」を”“党をつくって労働運動の階級的・民主的発展を”“労働者の中にこそ「赤本」を”という三つのスローガンが、前進している職場支部の教訓とぴったり重なりあっていることが、返事でもはっきりとあらわれています。
大阪のある民間職場では、この1年で現役労働者4人が入党し、今年2月に新しい職場支部が結成されました。「返事」には、職場でパワハラが横行し、若い労働者が自殺するなど痛ましい事件も起きる中、労働組合に非正規労働者が加入して労働運動を前進させていることや、党国会議員が参加した「集い」で党員を増やし、「赤本」の学習で労働運動と要求実現に自信をもてたことがつづられていました。
退職者の転籍をめぐっては、職場支部への思い入れや転籍への不安をはじめ、模索と葛藤があることが「返事」にリアルに書かれています。
一方で、現職党員中心の活動をつくることと一体に議論し転籍をすすめた経験、転籍した党員がやりがいをもって地域支部の活動に参加している経験、地域支部の側も職場党員と居住地活動で信頼関係をきずき転籍しやすいようにする努力などが報告されています。
職場支部から寄せられた返事の内容を、さらに踏み込んで分析し、大会決議案では、職場支部の活動の抜本的な強化方向を明らかにするとともに、退職者の同志の転籍の問題についても方針を提案するようにします。
⑥学生支部、青年支部の活動--「生きた目標」を大事にして大きな党を
第六は、学生支部、青年支部の活動についてです。
学生支部、青年支部からは、「手紙」を正面から受け止め、「大学ごとに支部をつくりたい」「この地域でデモが主催できる民青と党をつくりたい」など、情熱あふれる返事が届いています。日本の社会変革への希望として輝くみなさんに、感謝と連帯のメッセージを送ります。
学生支部、青年支部こそ、「手紙」の討議で、みんなの夢や希望を込めた「生きた目標」を決め、それをとことん大事にして活動することが、青年・学生のなかで大きな党をつくる力に必ずなります。
関東のある学生支部は、就職活動や平和をめぐるまわりの学生の要求に目をむけ、「10人の支部になれば、学習活動や要求アンケート、学内外への発信をより継続的に行うことができる」と、10人の支部になることを目標に党勢拡大にのぞむ決意を「返事」にしたため、7月、学内での憲法講演会や国会傍聴に取り組み、学生を党に迎えています。
全党の支部・グループのみなさん。六つの発展方向を握って、それと一体に党勢拡大運動を成功させ、ともに力をあわせて党大会を大成功させようではありませんか。
3 中央の自己改革の課題について
全党の支部・グループのみなさん。「返事」で寄せられた支部活動の現状、みなさんの意見や要望をふまえて、私たち中央委員会も活動の自己改革に取り組みます。
政治的・理論的イニシアチブの発揮をさらに強める
第一は、今大会期果たしてきた任務に確信をもちつつ、日本と世界の大局的展望をとらえる政治的・理論的イニシアチブの発揮を、さらに強めていくことです。
「赤本」「青本」「緑本」で党の理論的基礎である科学的社会主義への確信を培うとともに、党創立104周年記念講演や「Q&A 戦争と平和」「北米訪問報告会」などで、攻勢的に情勢と展望、わが党の役割をつかんだ支部では、党づくりにも攻勢的に踏み出しています。
同時に、「返事」には、今大会期、国政選挙で連続的に議席と得票を後退させていることに、「どうしたら勝てるのか」「前進・躍進するのは難しいのでは」という思いもさまざま語られています。日本の政治の現在の地点をどうとらえ、どうたたかえば活路が開けるのか、その条件はどう生まれているのか、展望を求める声として、私たちは受け止めています。
9中総では、志位和夫議長のあいさつ、小池晃書記局長が提案した「訴え」に、その最初の応答を込めました。
この支部の思いにこたえるための中央としての最大の仕事は、第30回党大会の議題とする綱領一部改定案、第30回大会決議案を練り上げ、提案することです。この仕事をしっかり果たし、全党に政治的・理論的確信がみなぎり、勇躍して前進・躍進へ立ちあがる党大会となるよう力をつくす決意です。
SNS--「中央が先頭に立ってもっと強化を」の多数の意見にこたえる
第二は、中央委員会、国会議員のSNSによる宣伝・広報活動を抜本的に強化し、ネット・SNSでの国民とのつながりと、地域・職場・学園の草の根のつながりとを有機的・相乗的に結合し発展させる党活動へ、改革・強化をはかることです。
「返事」では、SNS経由での中央への「赤旗」の申し込みから、地域・職場のつながりに発展し、その後の働きかけで入党した例がいくつも報告されています。今大会期に中央に「赤旗」を申し込んだ人は、累計で3万4千人にのぼり、その多くが若い世代、真ん中世代です。
同時に、支部の「返事」では、「中央が先頭に立ってSNSの強化を」という多数の意見が寄せられています。国民の社会生活の変化に対応しながら、新しい結びつきを広げるには、SNSでの接点と地域・職場・学園での活動を相乗的に発展させることが不可欠です。
中央として、推進体制の思い切った見直しを含めてSNSの抜本的強化を追求し、選挙戦のみならず、支部の世代的継承への条件をつくりだす活動として取り組みます。
8中総の「手紙」で述べている三つの自己改革の重要性
第三は、「手紙」で述べている三つの自己改革の努力--「支部の悩みと実態に心をよせ、大志ある目標をかかげながら、『できること』を一つひとつ実現していくことを援助する活動」「短期の視野だけでなく、中長期の視野をもち、支部のリズムを大切にし、のびのびと支部の力をのばせるようにする活動」「『進んだ経験』の紹介だけでなく、『困難な実態をどう変えたか』に焦点をあてて、教訓を全党のものにしていくイニシアチブ」の重要性です。
「返事」では、「次々方針文書が出てついていけない」という声が少なからずありました。「数」にあらわれなくとも、一歩踏み出したことに目を向けてほしいという声もありました。中心となる太い方針を貫き、2カ月、3カ月、半年かけて実践する。その姿勢で党機関の指導・援助も強める。そしてすぐに実らずとも、具体化した活動の一つ一つを援助し自信にしていく--こういう中央の自己改革をさらに進める決意をお伝えします。
千葉県のある支部からは、支部活動の困難を前に、「赤旗」で紹介される事例にも「自分たちにはできない」と複雑な思いが生まれてしまう、決定文書が出されると、その「読了率」を追求されるばかりに思えてしまう、との「返事」が届きました。しかし、「それでも、私たちはあきらめてはいません」と、要求アンケートに踏み出したことが書かれ、「中央のみなさんには、単なる数字の追求ではなく、こうした現場の『小さな一歩』を共に喜び、意見に真摯(しんし)に応えてくれる『血の通った双方向の交流』を期待しています」との要望で結ばれていました。
もちろん先進的な活動を励まし、全党にかえすことは大事な中央の役割であり、そのことなしには教訓もかえせません。同時に、困難を抱え、悩みながら踏み出そうとする支部の思いを、決して置いてきぼりにしてはなりません。
中央委員会として、「返事」に寄せられた意見を受け止め、「手紙」に銘記した3点の自己改革をすすめ、すべての支部とグループが参加する党活動をつくりだすために力をつくすことをお約束します。
中央委員会は、「返事」につづられた内容をすべて生かし、大会決議案を練り上げていきます。大会決議案の内容が、文字通り全国の支部・グループのみなさんの声でつくりあげたものとなるよう力をつくします。
全党の支部・グループのみなさん。全国1万7千のすべての支部・グループの力を総結集し、第30回党大会を、ともに力をあわせて党勢の後退から前進への転換を果たす歴史的大会にしようではありませんか。党大会を成功させ、統一地方選挙、次の国政選挙で必ず勝利をつかもうではありませんか。

