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2026年9月2日

沖縄知事選 古謝氏集会1000円「飲み放題」

公選法違反疑い 6割引きか、ホテル側値引き認める

 沖縄県知事選(9月13日投票)に立候補している古謝玄太氏=自民党などが推薦=が8月5日に那覇市のホテルで開いた決起集会で、ビールや泡盛、ハイボールなどを含む「飲み放題」が、本来の価格とみられる2420円から約6割引きとなる1人1000円の参加費で提供されていたことが分かりました。会場のホテル側は取材に値引きを認めています。神戸学院大学の上脇博之教授は、参加者が値引き分の利益を得たことになるとして、政治家や政治家の関係団体などから有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反の疑いを指摘します。(取材班)


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(写真)1人2420円としているホテルの「飲み放題」プランと、参加費1000円が明記された古謝氏の集会の式次第

 問題の集会は、「古謝玄太決起集会~県内の若手大集合SP~」と題して開かれました。

 集会の主催について古謝氏は、自身の公式YouTubeで「『G.O.K.U』という私が4年間ずっとやってきた若手経営者を主体とした、若手大集合総決起大会が開かれました」と説明。自身のブログで「G.O.K.U」について、同氏が友人と始めた団体だとしています。

 古謝氏は知事選に挑戦すると述べ、「ここにいるみなさんの熱を倍、倍に広げ、県内140万県民に伝えてください」と支援を要請。古謝氏の選挙母体の幹部らは、選挙事務所に顔を出すことや古謝氏のSNS投稿を毎日シェアすることなどを呼びかけました。壇上には、古謝氏の名が入ったのぼり旗なども立てられていました。

 会場に並んだ丸テーブルの上には多くの酒類などが置かれ、参加者は飲酒しながら経営者や政治家らのあいさつを聞いたり、歓談したりしていました。深酒で酩酊(めいてい)する人もいました。本紙が入手した集会の式次第には「参加費1000円」と明記されていました。

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(写真)酒類などの「飲み放題」が提供された古謝氏の集会=8月5日、那覇市

 ホテルは、ハイボールを含む飲み放題プランの料金を1人2420円としています。古謝氏が集会後に明らかにした参加人数は約250人で、参加費で賄われなかったのは約35万円だった計算になります。ホテル側は、取材に「今回はお付き合いもあるので、通常の(飲み放題)プランは崩させていただいた」と述べています。

 公選法は、政治家が選挙区内の有権者に行う寄付だけでなく、政治家が役職員や構成員となっている会社、団体が政治家の名前を表示して行う寄付なども禁じています。

 またホテル側の値引き分が、古謝氏側への寄付に当たる可能性もあります。政治資金規正法は、政治活動に関して企業や団体が政党と政治資金団体以外に寄付することを禁じています。

 本紙は、古謝氏の事務所に公選法違反疑惑について質問しましたが、期限までに回答できないとしています。

有権者に利益 寄付該当か

神戸学院大学 上脇博之教授の話

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 「古謝玄太決起集会」で提供された「飲み放題」が、社会通念を外れて明らかに安すぎるということであれば、参加者が利益を得たことになります。つまりホテルを運営する企業の協力を得て、古謝氏の団体が有権者に寄付したということになります。この場合、公職選挙法が定める「公職の候補者等の関係会社等の寄付の禁止」に該当する疑いがあります。

 またホテル側が通常料金から割り引きして格安の料金にすると、その差額分を候補者側に寄付をした形になります。集会は政治的集会であり、寄付は古謝氏側の政治活動に関する寄付にあたります。政治資金規正法は、政治活動に関して企業から寄付を受け取れるのは、政党と政治資金団体に限定しています。ホテルと契約したのが古謝氏本人であるならば、違法な献金になる可能性もあります。