(写真)握手する志位和夫議長(左)とグエン・スアン・タン議長=28日、党本部
日本共産党の志位和夫議長は28日、党本部で第12回理論交流会談に参加したベトナム共産党代表団の団長、グエン・スアン・タン中央理論評議会議長と会談しました。
志位氏は、同日閉会した理論交流会談について、「大成功したことを喜んでいます。特に人間の自由、人間の解放こそ社会主義の根本理念ということで認識が一致したことは、とても重要です」と述べました。
タン氏は、『自由に処分できる時間と「資本論」』(英語版)など志位氏の著書が「自由な時間こそ人間にとって真の富だと提起したことを、マルクス主義の核心的価値を明らかにしたものとして重視しています」と語りました。
両氏は、12回を重ね大きな成果を上げてきた日本とベトナムの両共産党の理論交流を、さらに発展させていくことを確認しました。
志位氏は、四つの国際的な課題で両党の協力を進めたいと提起しました。
一つは、平和をめぐる国際秩序において、国連憲章・国際法を守り、それを破る無法に対してはどの国によるものであれ許さないことです。
二つは、「核兵器のない世界」を目指す取り組みです。この課題では、核不拡散条約(NPT)再検討会議で議長を務めたベトナムがその国際的地位にふさわしい役割を引き続き発揮してほしいと、期待を述べました。
三つは、東南アジア諸国連合(ASEAN)インド太平洋構想(AOIP)の実現をめざすことをはじめ、東アジアの平和構築のための協力です。
四つは、AI(人工知能)の二つのリスク―(1)資本主義的利用による雇用や環境の破壊、軍事利用の重大な危険、(2)無秩序な開発競争の結果、人間がAIを制御できなくなり、「人類絶滅」の可能性さえ含むより深刻な危険――を回避・阻止し、その恩恵を人類全体のものにするための、国際的取り組みです。
タン氏は、志位氏の提起に「全面的に賛成です」と応じ、「世界に共通の声を上げていきたい」と応じました。タン氏はまた、ベトナム共産党のトー・ラム書記長から志位議長へのあいさつを伝えるとともに、熊本地震災害へのお見舞いを述べました。志位氏は、お見舞いに感謝し、ラム書記長へのあいさつを託しました。
会談には、緒方靖夫副委員長と、田中悠副委員長を団長とする理論交流会談の日本共産党の代表団員とベトナム共産党の代表団員が同席しました。
両党の理論交流会談は同日午前、意見交換を続け、田中、タン両団長が総括発言を行い成功を確認して閉会しました。

