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2026年8月28日

平和で豊かな沖縄へ

デニー知事 本島駆ける

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(写真)県知事選告示日、生まれ育ったうるま市での演説後、集まった支持者と堅い握手を交わす玉城デニー知事=27日、沖縄県うるま市

 沖縄県知事選(9月13日投票)が告示された27日、「基地のない平和で誇りある豊かな沖縄」を掲げて立候補した玉城デニー知事。沖縄本島の各地を駆け巡り、街頭から米軍普天間基地の即時運用停止、閉鎖・撤去を求めるとともに、辺野古新基地は断固造らせないと力を込めました。各演説スポットには、支援者らが「誰ひとり取り残さない」のフレーズを大書した旗などを掲げ、勝利に向けて意気高くアピールしました。

 伊江島を望む本部町突端の備瀬集落での出発式に先立って、神への礼拝の場所である集落の拝所(うがんじゅ)に立ち寄ったデニー知事。手を合わせた後、拝所の香炉の前に清めの泡盛をかけて、必勝を祈願しました。

 普天間基地の返還を口実に、辺野古新基地建設が強行されている名護市の第一声に駆け付けた60代女性は、デニー県政打倒を狙う高市政権が下地幹郎氏と密室で取引し、出馬させなかったことに怒りと危機感をにじませました。「権力が束になって襲いかかってきている。とても厳しい選挙だけど、今の軍国主義に向かう流れに、従うわけにはいかない。できる限りのことをして勝利のために頑張りたい」

 うるま市では、2児を連れた女性(47)が通りがかりに車を止め、知事の訴えに聞き入る姿がありました。「平和な沖縄をこの子たちに残すために、辺野古に基地は造らせたくない」。県民の尊厳を一顧だにしない自民党の仕打ちに対し、「怒りを通り越して悲しみを覚える。子どもたちが大人になるまでこんな沖縄を続けさせたくないです」と涙ながらに語りました。

 普天間基地がある宜野湾市で、Aさん(50)=同市我如古=は小学生の子ども2人を連れ、訴えに耳を傾けていました。「外来の戦闘機が飛ぶと怖いくらいの音がします。ここ数年は特にひどい。基地の中でもどんどん工事していて、その予算は子どもたちのためには使われない。子どもが兵士になるような世の中にはさせたくありません」と語りました。

 浦添市前田から駆け付けた女性(63)は「家の真上が飛行ルート。午後11時まで飛んでいて眠れなくなります。自民べったりの市の行政は苦情も聞いてくれない。沖縄の未来を考えてくれる候補はデニーさんだけです」と話しました。

元自民県連会長が応援

 沖縄県知事選が告示された27日、三たび必勝をめざす玉城デニー知事のうるま市での第一声で、元自民党県連会長の照屋守之氏がマイクを握り、沖縄を戦場にさせないために「今回初めてデニー知事を応援する」と訴えました。

 元県議の照屋氏は、かつて県議会でずっと対立してきたデニー知事を、なぜ初めて応援するかについて、「私はいま沖縄が戦争に巻き込まれる危機感を持っております」と強調。高市首相の「台湾有事」発言による日中関係の悪化に伴い、台湾有事が起きれば沖縄に危機が及ぶとして、「これは何としても防がなければ。沖縄を戦場にしないデニー知事を」と述べるとともに、勝利へ力を合わせようと呼びかけました。

 また、下地幹郎元衆院議員が出馬を取りやめたことで政府・自民党丸抱え候補との事実上の一騎打ちとなったと語り、「国が権力でこの沖縄県知事を取ろうとしている。大変大きな力です。それを崩すには、われわれ一人ひとりの小さな力を結集するしかない」と力を込めました。

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