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2026年8月27日

きょうの潮流

 亡くなった石川文洋さんは、何かに対する「こだわり」を大切にしていました。それが報道写真家としての原点でもあると著書に記しています▼その大きなこだわりが、故郷・沖縄の基地問題でした。米軍の新基地建設が強行されている辺野古に何度も足を運び、国家権力の横暴とたたかう人々の行動や表情を伝えてきました。この島の矛盾が集中している場所だと▼基地のない平和で豊かな沖縄を―きょう告示される沖縄知事選の一大争点です。全面返還が約束されてから30年たっても動かない、世界一危険な普天間基地。無謀な計画の上に普天間の代替にもならない辺野古基地。このままでは何も解決せず、基地は居座り続けます▼新基地建設に一貫して反対し、普天間の早期閉鎖・撤去を求め3期目をめざす玉城デニー知事。高市首相と自民党が総力を挙げて支援する相手候補は、辺野古を容認することが最も早い普天間解決策だと偽りをくり返すだけ▼基地の存在は日常の危険に。先日も名護市で拳銃を持った米兵が死亡する事件が起き、銃声のような音が市街地に響きました。今年4月には知人女性に性的暴行をした米兵が書類送検されましたが、小泉防衛相は「コメントは差し控えなければならない」と抗議もせず▼戦争準備を進める高市政権のもと、ふたたび戦場にさせるかどうかの岐路に立つ沖縄。平和の砦(とりで)となっているデニー知事の勝利は沖縄と日本の行く末がかかっています。