緊急の全国都道府県委員長会議が25日、オンラインで開かれました。志位和夫議長、田村智子委員長が出席、小池晃書記局長が報告を行い、7人の県委員長が発言しました。志位議長が閉会のあいさつを行いました。
小池書記局長が報告
(写真)報告する小池晃書記局長=25日、党本部
小池氏は報告の冒頭、今回の会議は「飛躍期間」の8月の取り組みがこのままでは目標にはるかに及ばず、「集中期間」の水準からも後退しかねない現状を何としても打開する意思統一が必要だと判断して開いたものだと述べました。
そのうえで、なぜこういう事態になっているか、どうやって突破するか、中央と都道府県委員長が一丸となって打開をはかるうえで2点を強調しました。
第一は、8月、9月の「飛躍期間」の決定的な意味がみんなの決意になっているかということです。
9月末までの党づくりの「中間目標」を党大会までの目標の4分の1にしたのは、「飛躍期間」を通じて拡大の規模と勢いを「中間目標」達成の水準に持っていけば、第30回党大会を党勢の長期の後退から前進に転じる歴史的転換を果たす大会として成功させる大展望が開かれるからです。
小池氏は、まさに党大会の成否がかかった決定的な意味を持つ8月、9月だということを機関役員のみんなの決意にし、支部の決意になるように「飛躍期間」の意義を深く熱く語れているかが大事だと強調。「飛躍期間」の最初の関門、「中間目標」をやりぬけるかどうかの大きな分かれ道となる8月の残る1週間を腹をすえてがんばり抜こうと呼びかけました。
第二は、残る1週間に全地区の運動を都道府県委員会とその長の責任でただちにつくり出すことです。具体的な四つの手だてを提起しました。
(1)すべての地区が8月中に必ず党員拡大の具体的計画を持つということです。「集い」はどこでやろうとしているか、地区で党員拡大の計画が組まれているか、掌握し推進することです。今からでも規模の大小を問わず「集い」を組んでいくことを訴えました。
(2)多くの支部が参加する運動にしていく努力を貫くことです。支部が足を踏み出すうえで、全支部の3割にとどまっている幹部会決議の討議をもれなく行うこと、「中間報告」を生かして「手紙」の「返事」を踏まえて拡大運動に生かすことを強調しました。
(3)読者拡大で必ず前進をかちとることです。「飛躍期間」が党員拡大、読者拡大、「手紙」の「返事」の三課題であることを位置づけて独自の手だてをとりきることを訴えました。
(4)党機関の幹部、議員・候補者が党勢拡大の先頭に立って実践的突破をはかってこそ支部の踏み出しを励ますことができるということです。大きな成功をおさめた全国地方議員・候補者決起集会(7日)を力にして、党大会成功と統一地方選挙勝利の決意に立って奮闘を呼びかけました。
小池氏は討論のまとめで、党大会成功の成否を握る本当に大事な1週間になるとして四つの具体的手だてを取り切り、すべての機関幹部が全力で奮闘することを呼びかけました。
政党配置の見晴らしがよくなるもとで党の値打ち輝く
志位議長が発言
(写真)閉会あいさつをする志位和夫議長=25日、党本部
志位和夫議長は、閉会のあいさつで情勢の問題について発言しました。
志位氏は、討論での「政党配置の見晴らしがよくなって日本共産党の値打ちが見えやすくなってきた」との発言を「今の情勢を捉えるうえでのポイントです」とのべ、「今の情勢がはらんでいる党の前進・躍進の可能性をみんなのものにして、『よしやるぞ』という気持ちをみなぎらせていくことがカギになっています」と語りました。
志位氏は、第29回党大会後、3回の国政選挙をへての現在の政党状況の特徴をのべました。2024年の総選挙では「しんぶん赤旗」が「裏金」を追及して自民党が過半数割れしましたが、国民民主党など他の勢力が伸びる結果となりました。25年の参院選では、党は排外主義とたたかい、自民党を過半数割れに追い込みましたが、参政党などが伸びました。今年2月の総選挙では、突然の党略的選挙で高市首相の自民党が3分の2を獲得するなか、党は残念な結果を余儀なくされました。
志位氏は「根本には自力の問題がありましたが、その時々の政党配置によって思うようにいかない選挙は起こりうるわけです。ただ、党員のみなさんの気持ちとして、選挙で繰り返し後退してきたもとで、『頑張ってもなかなか展望が開けてこないのでは』という気持ちもあると思います」とのべました。
しかし同時に、「今、情勢の変化が明確に起こってきたことをつかむことが大事だと思います」と指摘。高市政権がここにきて暴走の限りを尽くし、国民的支持を急速に失いつつあり、この間力を伸ばしてきた国民民主党などの自民党の補完勢力、参政党などの極右勢力が自分の存在意義を見いだせなくなり失速し、中道改革連合も“いったい何をやったらいいのかわからなくなって”存在意義を見失っているとのべました。
志位氏は「平和、暮らし、民主主義の問題で正面から自民・維新政権と立ち向かう日本共産党の値打ちが、新しい政党配置のなかでくっきりと浮かび上がっているのが8月下旬のこの局面です」と強調しました。
この点で、志位氏は自民党の重鎮から寄せられた次のメッセージを紹介しました。
「情勢には明確に変化が起こっている。衆院選で圧勝し自民党だけで3分の2を超える議席を持っているのに、高市さんがやっていることはあまりにも乱暴でむちゃくちゃだ。理解不能だ。国家の誇りは国旗損壊罪という法律でつくるものではない。自民党からも異論が出ていたのに数の力で押し切る」「憲法9条で世界に戦争をしないと宣言している国が、武器を売ってもうけようなんて、世界からあきれられている。9条は、世界平和を生む力があるのに、日本はわずかずつ戦争に近づいているように思う。しかし野党の大半は、戦争に近づく高市さんに異を唱えない。そうしたなかで共産党が戦争を起こしてはならないと断固として主張する姿勢は本当に素晴らしい」「野党は政権交代ではなく連立に入ることしか考えていないので高市さんとは対峙(たいじ)しない。…野党は一致団結してたたかうべきなのに、連立政権に入るために抜け駆けして協力を競う。そんな野党の本音を国民は見抜いている。高市さんと本気で対峙しているのは共産党しかないことは、だれの目にもわかりやすくなっているのではないか」
志位氏は、政党状況についての見方が「私たちの見方とぴったり一致するのではないでしょうか。政治情勢との関係でも、わが党が実力をつけることができさえすれば躍進できる時期なのです」と力をこめました。情勢の見方を全党員に伝えきり、小池晃書記局長が提起した4点を「掛け値なく」具体化し、「躍進期間」の「中間目標」達成のために、8月を頑張りぬこうとよびかけました。

