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2026年8月24日

シベリア抑留犠牲者追悼

集い 韓国の遺族15年ぶり参加

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(写真)西倉さん(右端)と、遺族代表であいさつした飯田さん(左端)と文龍植(ウン・ヨンシク)さん(左から2人目)=23日、東京都千代田区

 終戦直後、旧ソ連のスターリンがシベリア抑留の秘密指令を出してから81年となる23日、「シベリア抑留者支援・記録センター」は、抑留で亡くなった1万7千人分の遺骨が納められている国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で追悼の集いを開きました。抑留体験者や遺族、厚生労働省職員、各党代表らが参列しました。

 抑留体験者の西倉勝さん(101)が主催者を代表してあいさつ。15年ぶりに韓国から遺族が参列していることにふれ、「朝鮮半島や台湾出身者は何人いたのか、最低限のことも明らかにされないまま」だと指摘。「凄惨(せいさん)な体験に対する同情だけでなく、総括と教訓の共有がなければ次の不幸は防げない」と、国を挙げて実態解明と検証を求めました。

 遺族を代表して飯田弓子さん(84)と、韓国から文龍植(ウン・ヨンシク)さん(65)が追悼の言葉を述べました。

 飯田さんの父親は、旧満洲(中国東北部)の製鉄所に就職し、そこで弓子さんが産まれました。その後1944年に兵隊にとられました。父親がシベリアで亡くなったことを知ったのは中学2年のとき。「なぜ大勢の人たちがシベリアに連れていかれたのか。日本政府は中国・東南アジアへの侵略、自国民に対する棄兵・棄民の事実を明らかにしてほしい」と訴えました。

 文さんの父親は44年に日本軍に強制動員され、8月18日に中国・瀋陽でソ連軍に拘束され、49年4月、ようやく故郷へ戻りました。「今日の追悼は過去を美化したり、忘れたりするためのものではありません。戦争が残した傷を記録し、人間の尊厳と平和の尊さを改めて刻むためのもの」だと述べました。

 各政党のあいさつで、日本共産党の小池晃書記局長は、旧ソ連によるシベリア抑留は「ポツダム宣言にも、国際人道法にも違反した国家的犯罪だ」と強調。旧ソ連・モンゴルにはいまだ3万人分以上の遺骨が収容されず、収容されても現地に留め置かれている遺骨があり、「(日本政府は)国の責任でご遺骨の収容と、シベリア特措法で定めたシベリア・モンゴル抑留の実態解明に全力をあげるべき」だと述べました。