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2026年8月23日

生きるよろこび子どもに

兵庫 第58回保育合研始まる

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(写真)オープニングで歌声を披露した子どもたちに拍手を送る保育合研参加者=22日、神戸市中央区

 すべての子どもたちに生きるよろこびを、つながろう、平和の種をまくために―。第58回全国保育団体合同研究集会が22日、神戸市のワールド記念ホールで始まりました。会場には約4500人、オンラインも含め9200人を超える参加者が集いました。県内の保育所の園児349人が「手のひらを太陽に」などを元気に合唱。参加者が盛んに拍手を送り、活気あふれる開会になりました。

 保育・子育てフォーラムは、「子どもの思い・おとなの願い 立ちどまってきいてみよう、話してみよう!」がテーマです。

 中央大学准教授の小尾晴美さんは、子育て世帯の現状から保育のあるべき姿について問題提起。共働きが約72%、両親ともフルタイム勤務が50%に迫る子育て世帯を支える保育現場では、朝早くから夜遅くまでの長時間開所、細かいシフト勤務、子どもと関わるだけではない多様な業務で、保育者が保育を振り返る時間を持てなくなっています。

 「保育所は、子育て世帯の生活を支える社会的インフラです。保育者も子育てをしています。保育者が迷ったり、悩んだりした時に、集団で語り合えるような保育士配置基準や労働条件を保障すべきでは」と投げかけると、うなずく参加者の姿が見られました。

 横浜市立大学名誉教授の中西新太郎さんは、戦争の危機が広がる世界情勢に触れ、「保育所には平和な世界をつくる役割もある」と指摘。「自分が大切にされ、友だちと楽しく過ごし、暴力や理不尽なことが無い保育所で、子どもの人間らしい感情が育まれます。保育所は、平和の種が育つ土壌を耕しているようです。非核神戸方式を生み出した神戸での保育合研で、平和な世界を実現する保育について考え合いましょう」と呼びかけました。

 大阪市の保育士(22)は初参加。3歳児クラスを担当しています。分科会は「子どもの生活と集団づくり」に参加する予定です。「子どもたち一人ひとりが自分らしさを出してくれるんですが、それをどうやって認めてあげたらいいかなと。とにかく初めてなので、今日は合研のこの雰囲気を楽しみます!」と話しました。