日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年8月23日

戦争の悲惨さ語り継ぐ

沖縄 対馬丸撃沈事件82年

写真

(写真)追悼のことばを述べる比嘉代表理事(中央)と遺族、デニー知事(左端)ら参列者=22日、那覇市

 太平洋戦争中の1944年、沖縄から長崎へと向かった疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦に撃沈され、児童ら1484人(氏名判別者のみ)が犠牲となった事件から82年となった22日、那覇市の犠牲者追悼碑「小桜の塔」前で「慰霊祭」が開かれました。

 対馬丸記念会の比嘉正詔代表理事は「私たちがなすべきは、犠牲者の無念を忘れず、戦争の悲惨さと命の大切さを語り継ぎ、平和の願いを次世代につなげていくことだ」と訴えました。

 近隣にある対馬丸記念館の会場を含め355人が参列。玉城デニー知事が来賓として弔辞を述べました。

 遺族らが平和の祈りを込めて焼香をあげました。自身も対馬丸に乗る予定だったという89歳の男性=那覇市=は乗船した兄と姉が犠牲になり、父は沖縄戦のさなかに死亡。母や弟2人とともに防空壕(ごう)を転々としながら徒歩で本島北部まで逃げた記憶から、「戦争は本当に嫌だ」と語りました。

 當間嗣朝さん(83)=南城市=は元中学校教員で、生徒らを疎開先であった被爆地・長崎に引率した経験にふれ、「現場に行く平和学習が大切。辺野古の新基地建設現場も通るだけでもいいから見てほしい」と要望。「有事」に住民を避難させる計画には「対馬丸の再現はやめてほしい」と話しました。

 日本共産党の赤嶺政賢前衆院議員が参列しました。