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2026年8月18日

主張

教育のつどい
子どもと平和を語り合う場に

 21日から3日間、「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2026」が名古屋市で開かれます。

 不登校、参加と共同の学校づくり、教科教育、特別支援教育、主権者教育など、子どもの学びや育ちについて約260本のリポートをもとに、学生や保護者、地域の関係者、教職員、研究者が立場を超えて語り、学び、新たな知見を生みだそうとつどいます。

■つながりを求めて

 例えば、ある保護者は、コロナやPTAの形骸化の影響で「子どもも大人もつながる場を求めている」と感じ、学校と保護者の小さな行き違いから「学校に殴り込みに行く」というような分断も生まれるなか、何とかしたいとチャレンジした経験を報告します。

 先生や地域、中学生にも声をかけ、3千人規模の盆踊りや幼児や高齢者も参加する地域の運動会を実施、町内の子ども会をつくり、300人が参加するハロウィーンやクリスマス会をします。

 そこで出た、「マンモス校で文化鑑賞の時間がない」「部活動の地域移行で保護者負担が増え困っている」などの要望を舞台公演や出前講演の実現、市との意見交換につなげ学校給食無償化の署名のとりくみにも発展しました。

 ある小学4年生の担任は、トラブルの絶えないクラスを受け持った経験を報告します。周りから「もっと厳しく」と言われ悩みながら、子どもたちには、とことん話し合い自分たちで問題を解決する体験をさせたいと試みました。

 宿泊学習でのレクリエーションを任されうまくいかなかった子どもたちは、やりきれなかった思いや腹が立ったことを伝え合い、「仲間が話しているときはしっかり聞く」「仲間の活動には一人ひとりがきちんと協力する」と話し合います。

 国語の単元「クラスみんなで決めるには」も使いながら、運動会のオリジナル競技や全校を巻き込むイベントを成功させ、「先生、話し合いの時間ちょうだい」と、もめ事を話し合って解決するようになりました。

■希望を語り合おう

 自民党の教育政策により、トップダウンの学校運営が強まり、教員の多忙化や全国学力テストなどで子どもも教職員も疲弊しています。子どもを点数で見る、「いい子」でなければいられないような傾向も強まりました。地域のなかでの家庭の孤立もすすんでいます。

 それだけに、目の前の子どもを大切にしたさまざまな実践に勇気づけられます。つどいのテーマ「憲法と子どもの権利条約がいかされ、誰もが輝く教育と社会」こそ、国民の希望です。

 教育研究集会は朝鮮戦争勃発という情勢のなかで、「教え子を再び戦場に送るな」をスローガンにはじまりました。「新しい戦前」といわれるいま、改めて平和について語り合いましょう。

 私たちはいま、さまざまな分断、貧困、戦争やAI(人工知能)などの問題に直面しています。人間らしさとは何か、教育はどうあるべきかを語り合い、未来を開く力にしていこうではありませんか。