韓国ソウルでは若者たちが朝鮮独立万歳を叫びながら、デモ行進をくり広げました。中国・上海では歓声がわきあがり、祝杯をあげる人びとでにぎわいました▼侵略された国や地域にとって日本の敗戦は解放と独立を意味しました。イギリス「タイムズ」紙は1945年8月16日付で「極東での戦いは歴史に名を残す」とした国王の戦勝講話を掲載しました▼「今や私たちは、失われたものを回復するため、そして物質的な力と道徳的な権威の揺るぎない基礎の上に平和を確立するために、懸命に働かなければならない」(『資料で読む世界の8月15日』)▼国の内外に甚大な被害をもたらした日本の無謀な戦争。310万人をこえる国民の命の犠牲とともに忘れてならないのは、加害の責任です。それだけに終戦の日に日本の首相が何を発信するかが問われてきました▼しかし高市首相は反省や教訓、不戦の誓いにも触れずじまい。過去には国会で「反省なんかしていないし、反省を求められるいわれもない」と言い放ちましたが、今も同じ認識か。侵略戦争に国民を駆り立て、それを正しいとする靖国神社に小泉防衛相をはじめ閣僚や自民党の幹部が続々と参拝する異様さも▼かつて日本軍に占領された香港では戦後に開かれた「民衆大会」で日本の人民にこう呼びかけました。「私たちとあなたがたは団結し、行動し、内外呼応して、軍国主義の復活に反対するためにともに奮闘しよう」と。
2026年8月16日

