千葉県を中心とする大雨は一夜明けた14日も県内各地で冠水が引かず、農作物への被害も発生しています。
「水田が冠水し、稲穂の先っちょだけが、ちょんちょんと見えるありさまだ」
水引く気配なし
この日、同県佐倉市の日本共産党の木崎俊行市議は被災状況をこう語ります。東邦大学医療センター佐倉病院(同市下志津)に向かう道路は、冠水のために数十台の車が乗り捨てられていたといいます。水田は14日昼になってもいっこうに水が引く気配がありません。
木崎さんは同市小竹の70代のコメ農家の男性から被災状況を聞き取りました。この男性の自宅は複数の小さい河川が集中する場所にあり、13日午後8時ごろから水があふれてきたといいます。水位は股の下ギリギリ、自宅の床とほぼ同じぐらいの高さにまで迫りました。コンバインや草刈り機などの農機具も水につかりました。
男性は同日夜、被災をまぬがれた近隣の親類の家に避難し一夜を過ごし、14日午前11時時点で自宅周辺は高さ10センチほどの冠水が続いていました。
帰宅困難者多く
「自宅前の道路は、小さな子どもなら足を取られるような冠水だった」。共産党の矢澤英雄柏市議は、13日の大雨の状況を振り返ります。
午後4時ごろ、妻を柏駅に迎えに行くために自宅(同市旭町)を出たとき、道路は冠水していませんでした。帰り道から水量が増え、国道6号は冠水した場所があったといいます。
帰宅後の午後4時半ごろに定規で計ると水位は40センチほど。床上浸水はなかったものの駐車場は浸水しました。「自宅前の道路は川のようで流れが速かった。自動販売機横のゴミ箱やプラスチックの植木鉢が流れていた」
自宅の中でもテレビの音が聞こえないほどの大粒の雨は、夜9時ごろから弱まりました。11時ごろには自宅周辺の水位はかなり減ったといいます。
「電車が動かず、バスやタクシーも来ないなかで帰宅困難者が多くいた。行政は、災害になる前から対応を考える必要がある」

