(写真)膝上まで冠水し、電車の運休で足止めされる利用客ら=13日、千葉市中央区・JR蘇我駅(市民提供)
線状降水帯発生による千葉県を中心にした13~14日にかけての記録的な大雨で、千葉県内では死者5人、床上・床下浸水170棟などの被害(14日午後5時現在、県防災危機管理部発表)が出ました。気象庁によると、千葉市で14日午前1時40分までの12時間で348ミリ、午前11時10分までの24時間で360ミリと観測史上第1位の降水量を記録。いずれも千葉県の8月の平年降水量(115・7ミリ)の3倍を超えました。
13日午後7時半から14日午前2時までに千葉市、市原市など22市町に県内で初めて、経験したことのない大雨で災害がすでに発生している可能性が高いとして直ちに身の安全を確保するよう呼びかける「レベル5大雨特別警報」が発表されました。両市をはじめ6市に「レベル5土砂災害特別警報」も発令されました。いずれも14日午前5時15分にレベル4危険警報などに切り替えられました。
佐倉市で道路冠水により自動車に閉じ込められた女性(66)が死亡するなど県内の死者は5人に上り、柏市の70代の女性と千葉市の40代の男性が車に閉じ込められて心肺停止となるなど5人が重傷を負いました。14日午後5時時点で千葉市で約1万7870軒、市原市で約1570軒など県内で計約1万9600軒が停電しています。
13日夜に市民から寄せられた情報で、千葉市内のJR蘇我駅周辺は膝から腰の高さまで冠水し、駅内外は電車の運休で足止めされた利用客であふれました。松戸市内では広い範囲で道路が冠水し、国分川が氾濫して国道の一部が通行止めになりました。

